ちこちゃん

deleのちこちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

dele(2018年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

2回め鑑賞
人生を終えた時データを消す作業を請け負う仕事。
第4話が好き
霊視能力で一世を風靡した少年、ある時失踪した母親を探す少女の霊視に挑むも失敗に終わり世間からバッシングを受けテレビから姿を消す。母親からは悪魔を産んでしまったとして捨てられ孤独な人生を過ごし一人肺がんで命を終える。当時よりこの少年のファンだった圭司は日暮からの生前届いたメールによりデータを開くことに。そこには数枚の絵が。その絵を辿ることで、当時失踪した少女の母親の遺体が発見される。時を経て日暮少年の霊視能力が本物であったことが証明された。
何故少年はその時見た光景を言わなかったのか…少女の父が母を殺していたからだ。少女を守る為敢えて口にしなかった少年の優しさだった。
最期に遺された農家の風景画。それは母を想い描いた母の住む家。
「自分たちが覚えていれば2度めの死は訪れない」と話す圭司と祐太郎に頭を下げる幽霊の日暮。
祐太郎と圭司によって孤独な人生だった日暮にようやく穏やかな死後が訪れた。

祐太郎と出会い圭司の心にも変化が見られるのが見ていて楽しい。
祐太郎の言う、死後誰かにデータを届けるサービス(優しさの詰まったもの限定でお願いします)のアプリ開発に臨む圭司。
思い切り第二弾がありそうで、なかった作品ですね。
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