minohachi

ライブ~君こそが生きる理由~のminohachiのレビュー・感想・評価

4.3
面白かった。
警察物だが、刑事ではなく市民に一番近いところで働く地区隊(日本だと交番?)のチームを中心に据えている作品。

警察学校を出たばかりの試補(見習い)が地区隊の先輩警官とともに反発しあったり影響されたりしながら成長していくさまを、丁寧に実直に描いていくのは好感が持てる。登場人物たちはそれぞれの過去や事情を抱えながらも日々の事件解決のために駆けずり回る姿は、シカゴの緊急救命室を描いた『ER』を彷彿とさせる。

役者の芝居はときに激情的で暑苦しいくらいだが、それもお国柄の表現と思えば興味深い。
初めは鬼教官として登場するペ・ソンウ演じるオ・ヤンチョンの変化、ベテランの警官たちの緩急ある演技も好きだった。

いつもなら吹替版を観るのだが今回は字幕版だったため、韓国語の熟語がいくつか日本語と同じ読み方だったことに驚くとともに色々考えてしまった。
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