間もなく終了のTSUTAYATVのクリップ作品を消化。
原作宮部みゆきの連続ミステリードラマ。先にこの後編となる『ペテロの葬列』を観賞済み。
主役のサラリーマン杉村三郎が、素人なのに様々な謎を追う立場になったかの経緯を描いて行く。
宮部みゆきの作品は映像化されているものが多数有るが、原作を活かした良作が少ない様に思う。
映像化するのが難しいのか🤔
今作の主役杉村三郎は、原作者の指名で小泉孝太郎になったとのこと。
なるほど、ピッタリ!
様々な毒を持った市井の人々に交わっても、何故か毒されることなく穏やかで居られる。
そしてその困難に遭遇した時の困り顔が絶妙!
お話は市井の人々に潜む毒を、ミステリーの筆致に載せて描いて行く。
ただ原作が刊行されて16年、市井の人々の抱える闇は一層深く抗い難いものとなった様に思う。