いかえもん

カラマーゾフの兄弟のいかえもんのレビュー・感想・評価

カラマーゾフの兄弟(2013年製作のドラマ)
4.0
引き続き市原隼人作品。

原作は読んだことないんですが、サスペンス?でいいのかしら。ドストエフスキーと言えば文学史で習った気がして、そうするとイコール純文学?と思っていたんですが、その辺はお恥ずかしながらちょっと知識不足です。

このドラマは、登場人物が少ない割に、犯人はちょっとわかりにくい。そして、俳優さんたちの演技合戦が見事!
市原隼人VS林遣都、市原隼人VS吉田剛太郎、吉田剛太郎VS斎藤工、などなど挙げればきりがないほどに、見ごたえあるシーンが満載。

皆さん上手いんだけど、林遣都くんはこの若さにしてずば抜けてるなと思った。気弱な感じとか内に秘めた悲しみや恐怖をあんな風に演じられるってすごい。市原隼人もまた、自分の表と裏に悩み、狂気に飲み込まれそうになる演技が素晴らしかった。
ほとんど笑いのない展開なんだけど、市原隼人が最後の方でちょっと笑うシーンがあって、それがむっちゃコワイ!!!

見て損はないドラマだと思います。