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ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~ シーズン7のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.5
元の軌道に戻ったブルーブラッド。

特にアメリカとか欧米は日本よりもずっとファミリーを大事にするイメージがあり、このドラマも刑事ドラマというより、“ファミリー”要素がかなり強いので、アメリカで人気なんだろうなと思います。

このシーズンの面白いところは、ジェイミー×エディの関係。シーズン5で飲みに行った帰りにキスしたり、同僚からも付き合ってると思われてるほど、仲の良い二人は、このシーズンでお互いの想いを告白しますが、もしこのまま想いに任せて突き進んでしまったら、職務だけでなく、良い感じだった二人の関係が壊れてしまうということで、プロに徹して警官の相棒としての関係のままに。それでも、どちらかに言い寄る人が現れたりすると、感情を抑えきれてない二人がかわいすぎる。特にエディが腹の立つ警官コンビに、洗顔クリーム入りドーナツを食べさせてた回は笑いました。パトロール警官ならではの、地域の人たちからのお困り事に全力で向き合う二人が素敵です。

本部長周辺は、ゴームリーの妻シーラが突然部屋に来て文句を言いに来たり、ギャレットが色々貰いすぎてバッシングを食らったり、頼れる秘書ベイカーが産休に入ったりと、相変わらずネタ満載です。

ダニー×バエズのコンビは、バエズが優しすぎるゆえに、リンダが相談してきた同僚のDV旦那の事件をダニーたちが捜査することになったり、今までのパワーバランスはダニー7:バエズ3くらいでしたが、ようやく5:5になってきたような気がします。

ダニーとジェイミーを足して割ったような人柄のエリンは、調査員アンソニーとぶつかりながらも極悪人を次々に裁いていました。エリンの気が強すぎて、たじたじのアンソニーが面白い。

警官一家に囲まれて育ったニッキーは、ニッキーが正しいと思うことをした結果、大事件に発展。これでニッキーは、警官の仕事の大変さを学んだと思うし、どんな仕事にもプロがいて、素人の思いだったり考えだけでは向き合えないことがあるということを知って号泣するニッキーに、なんか青春を感じる…と思いながら見てました。
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