ついにシーズン10まで見終わってしまいました…今アメリカでシーズン11を放送していますが、コロナで撮影が遅れてドラマのスタートも遅れてしまったため、日本にシーズン11が届くのはまだまだ先になりそうです。

このシーズンでは、エリンの一人娘で家族の人気者ニッキーが大学を卒業し、サンフランシスコに就職したため、家族と離れ離れに。レーガン家初の女性警官か？と言われていたニッキーですが、結局会社員になったようで、美人のニッキー、オフィスカジュアルな服装がとても似合っていました。

長男ダニーですが、あのデルガドが今シーズンも再び登場。しかし、前回自分たちの妻を殺害した犯人を捕らえるために手を組んだダニーとデルガドにはちょっと友情のようなものが芽生え、今回もダニーとバエズの活躍でデルガドの依頼を無事完了させました。それに応えるようにデルガドもカルテルを潰す証言。立場は違えど、同じように妻を殺害され、二人の息子が生き甲斐の二人に悲しいけど、こんな友情もあるんだなとしみじみ。ダニーで良かったエピソードはデルガドは勿論、祖父ヘンリーとの話も良かったです。高齢者を狙う犯人を追うダニーは、その事件が辛いとヘンリーに愚痴をこぼすと、ヘンリーも年を取ることが怖いと。そして、年を取って何が怖いかはダニーの追うような高齢者を狙う犯人ではなく、認知症になって家族すらも忘れてしまうときが来るときが怖いとダニーに思わず言ってしまったところ、ダニーは「じいちゃんにその時が来たとしても大丈夫、俺たちがじいちゃんを忘れないから」とヘンリーに言います…ビックリして言葉を失うヘンリー。そのビックリは悪いほうではなく、良いほうかと。レーガン家っていつも喧嘩ばかりしてるけど、みんなすごく家族想いなんですよね…2分くらいの何気ない会話のシーンだったのにとても感動しました。

長女エリンはニッキーが家を出てしまい、離婚して一人暮らしなので、とにかく仕事をしまくっていました。エリンって凄く賢くてキレ者なのに、なんか市長とかに利用されがちなんですよね〜、そこがとにかく不思議。今回も危うく市長に利用されかけてましたが、現状維持を選びました。あと、レーガン家で唯一の検事局というのも毎回喧嘩になるネタの一つで、悪いことをしてドンドン捕まえる他のレーガン家の警官組と、確実に有罪にするためにただ逮捕するのではなく証拠第一のエリンが衝突するのはこのドラマの十八番です。前回エディがレーガン家に仲間入りしたことをきっかけに、今回からエリン対エディも増えてなかなか面白かったです。エリンに振り回されて怒ってるアンソニーと、怒ってるアンソニーをお構いなく振り回すエリンの関係性も好き。腐れ縁ジャックも相変わらず登場。ジャックが持ち込んだあるケースを再検証したところ、エリンの不備発覚で大変なことに。そんなとき、エリンに寄り添うジャックは素敵だけど、下心見え見えでやっぱりどこか嫌な男なんですよね〜（笑）余談で、ジャックを演じるピーター・ハーマンは「LAW&ORDER：SVU」の主演マリシュカ・ハージティの旦那さん。私はSVUが昔から大好きなのでよく見るのですが、夫婦は顔が似るって本当この二人のことを言っているのでは？ってくらい顔がドンドン似てきている…ジャックの役柄よりピーター・ハーマンの顔が気になりすぎて、話が入らないです。

三男ジェイミーは、エディと結婚して、日勤と夜勤に分かれて勤務することになり、すれ違い生活に。そして、賢くて歩く手引書のようにとにかく真面目、その上父親は本部長というバックグラウンドがあるからか、相変わらずジェイミーには敵が多い。ジェイミーが嫌いな警官も一定数いて、さすがにそれは酷くない？という事件も起きたり、巡査部長に昇格して以来ジェイミーは敵だらけになってしまったような気がします。

本部長周辺は新たな市長の登場で、再び市長から振り回されるはめに。今回の市長もなかなか手強くて、オジサン3人＋ベイカーで作戦会議をしてるのがかわいすぎる（笑）このシーズンで一番ビックリしたことはギャレットがめちゃくちゃ痩せました！今までは顎と首の境目が分からないくらい太っていたギャレットが、痩せるとこんなに顔変わるんだって思うくらい顔が変わってダイエットに大成功していました。

このシーズンのファイナルは今までにない終わり方をしました。実は家族がもう一人いる事件！その家族に会ったときの本部長の顔、涙を堪えているようにも見えてジーンときました。ダニーでもエリンでもジェイミーでもない。このドラマを見るたび、家族と食事をすることの有り難みを感じます。

“ブラザーズ&シスターズ”や“Majorcrimds”、“Numb3rs”などのドラマが好きな人はこのドラマ必見です！