なな

平清盛のななのレビュー・感想・評価

平清盛(2012年製作のドラマ)
4.9
人間の生きることの美しさ、が詰まったドラマ。平安時代を生きた人たちの、切実な、悲しい物語。
中学生のとき、リアルタイムで見ててすごく衝撃だった。今見てもぜんぜん色褪せない。
音楽、衣装、役者、脚本ぜんぶ好き。
光の映像がものすごく綺麗。
光が強ければ強いほど影も濃くなる、人の心のコントラストを、映像を通して表現している演出が素敵。
欲望とか野心とか、やっぱり人間は綺麗なだけじゃいられなくて、でも登場人物のそういう内面の複雑さ脆さに、どうしようもなく心掴まれる瞬間が何度もある。
琵琶の音色が、見終わったあとも耳に残った。
脚本家の藤本有紀さん、花より男子の脚本も書いてたんだって気づいてなんか納得したな。群像劇ちっくなのも個人的にツボ。
正直ゲームオブスローンズ越え!

中井貴一と三上博史が特にかっこよすぎる😂
鳥羽上皇が、清盛に自分を射るように促すシーンが1番印象的だった。

またこういうドラマが見たいな〜〜
なな

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