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ロサンゼルス潜入捜査班 ~NCIS: Los Angeles シーズン3のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.0
オーエン・グレンジャー登場!

本当嫌な奴…なんで毎回大事になるまで、捜査に関わってる理由を隠すのか…ケンジーのときも、シーズンフィナーレのレンコーとハンターのときも、なんで情報共有しないのか謎すぎる。このドラマの面白いところは、潜入捜査で何かあったときに救えるよう、どこでなにをしているか仲間にも潜入捜査の情報共有をしているところが面白いのに、グレンジャーが隠すたびに事態が悪い方向に進んでる。本家のほうでもヴァンス局長が登場してすぐはそんなかんじだったけど、グレンジャーは性懲りも無くずっと捜査内容を秘密にしてるから、ヘティやカレンのチームがキレるのも分かる。ケンジーの一件が解決した後、グレンジャーがヘティに「局長がLAでの働きを評価してくれて、しばらくこっちにいることになった」って言ったとき、ヘティが「まだ居座る気?」って言ってたのは笑った。

ヘティの存在は本家のギブスまんま。ただ、ギブスとの違いは、ギブスのチームはギブスがやめなさいと言ったらやめるけど、カレンのチームはヘティがなんと言おうと大暴走しがち。カレン、サム、ケンジー…その中でディークスは、普段おちゃらけてるキャラではあるものの、他のメンバーより自制心があるように感じた。

このシーズンで面白かったのは、ハンターによるコンビ入れ替えの回、カレンサムのコンビ5周年記念、Hawaii Five-0クロスオーバー、ケンジー×ディークスの夫婦役回。コンビ入れ替えでカレンとどう捜査すべきかサムに聞くケンジーと、サムとどう捜査すべきかカレンに聞きに行くディークスがかわいい。カレンサムのコンビ5周年は二人でとっておきのお酒を交換しあってお祝いしていたらケンジー×ディークスが茶々を入れてるのが面白かった。ファイブオーコラボ回で、ケンジーがダニーに「シェルバーンの件はどう?」と聞いていて、ダニーが「スティーヴはまだ調べてるよ」と答えていたのがちゃんとクロスオーバーしてるわぁと嬉しかった(後にファイブオー本編でシェルバーンの正体が分かるけど、誰だか知ったらケンジーもビックリだろうなぁ笑)。ファイブオーコラボ回では珍しくカレンとサムが移動中の車の中で口喧嘩してて、それもファイブオー本編のスティーヴとダニーのオマージュで面白かった。ケンジー×ディークス夫婦回は、郊外の高級住宅地でロシア人スパイを探していて、最後に犯人を見つけて逮捕するときのディークス必見(笑)

LAのほうは本当ヘティ無しで機能しないんだろうなという印象。本家のほうがギブス引退のときにトニーが奮闘していたけれど、カレンとサムにそれが出来るかはちょっと疑問。ヘティの捜査官を家族のように大切にして、時に厳しく、時に優しく接しているところが好き。
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