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ロサンゼルス潜入捜査班 ~NCIS: Los Angeles シーズン5のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.0
このドラマのポスターがカレン×サムだけってことが信じられないくらい、ドラマの話はほぼケンジー×ディークス(笑)

前回シーズンのラストでサムとともに拷問を受けたディークス。早々に職場復帰したサムとは裏腹に、PTSDのようになってしまったディークスはなかなか職場復帰できず、心配する仲間たちともちょっと距離を置き始めたところから話が始まりました。ですが!ヘティとオーエンは、ディークスよりも早々に復帰したサムのほうが結構キテるのではないかと心配していて、ヘティからネイトと面談するように言われたとき「俺は全く問題ない」とヘティに言ったら、「丈夫な布でもいつかボロボロになるの」とサムをボロ布に例えてたヘティが面白すぎる。ディークスのほうは明らかにメンタルやられてるんだなといったかんじで、部屋はゴミだらけで身なりも汚めといったところ…でも辛い気持ちを押し殺して復帰してるサムに比べると、辛いから休むという選択をしたディークスのことを正解だと思ってるヘティは、きっとケンジーと組めば元に戻るだろうから時間の問題とそんなに焦っていませんでした。

そんなこんなでボロボロになっていたディークスがやっと復帰。ケンジーの支えもあって、乗り越えようとしていたところ、とある事件のときにケンジーが人質に取られてしまい、ケンジーは「ディークス撃って!」と言うものの結局ディークスは撃てず、その後ケンジーとギクシャク。ようやく仲直りして、元のケンジー×ディークスに戻れるのかと思いきや、今度はケンジーが極秘任務でオーエンとアフガニスタンへ行ってしまい、離れ離れに。アフガニスタンの極秘任務ではオーエンの他にもCIAのサバティーノも参加。シーズン3あたりでサバティーノから「今度飲みに行こう」なんて誘われて喜んでいたケンジーですが、シーズン5ではもはやディークスにしか興味がない様子(笑)極秘任務中の支えはチームのメンバーと撮った写真で、ディークスと写ってるところをアップにするケンジー。同じ頃、ロサンゼルスでもディークスが同じ写真を眺めながら、ケンジーと写っているところをアップにしていました…切ない。アフガニスタンの任務にケンジーが選ばれた理由は、ケンジーが危険な目にあってからようやく分かりますが、それでもディークスへの気持ちが揺らがないケンジーは本気なんだなと。そして、あんなにチャラかったディークスも、捜査で一緒に組んだセクシーな捜査官から誘惑されたりするもケンジーへの気持ちは揺らがないところがすごい。もうただの相棒じゃないです。

ケンジー不在の間、相方を失ったディークスのパートナー代理をネルちゃんが務めることに!ケンジーの代理とか関係なく、シーズン5では現場出動が増えまくっていたネルちゃん。ネルちゃん登場時からエリックはメロメロでしたが、どこに行ってもオタクからかなりモテまくりで、とあるIT企業に行ったときもその企業のオタク風社員がネルちゃんの周りをウロウロ。エリックは「彼女は俺の相棒だ!」とオタク風社員に宣言していました(笑)

主演のカレン×サムですが、二人ともそもそも大スター(クリス・オドネルも映画界では超有名ですし、LLCOOLJも音楽界の大スター)なので、いるだけでとても華があるし、カレンという役もサムという役も好きなのですが、もう完全にケンジー×ディークスのドラマになってしまっておりまして…ここが良かった!みたいなのはあまり無い、というか印象がない。
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