15世紀末から16世紀初頭、ローマ教皇権をふりかざしてこの世の春を謳歌したアレクサンデル6世と家族たち。〈悪の貴公子〉チェーザレ・ボルジアを中心に描いた、絢爛な歴史絵巻。
スキャンダラスなエピソードに事欠かない悪名高きボルジア家。自らの王国建設という途方もない野望を抱いた一家と、周辺国家との駆け引き争いは見応え十分。
シーズン3で打ち切りになったのが惜しすぎる。チェーザレの野心と暴虐性がいよいよ牙を剥くぞ…!てとこでの終幕には歯軋りしてまう。
結婚すら禁じられているカトリック神父のトップである教皇という存在。その法衣にはいかなるセックスアピールをも打ち消す力があるようで…。
ダダ漏れる色気でビショビショのジェレミーアイアンズも、法衣で包んでしまえばカラッカラのおっさん(もとい教皇)に成り下がっちゃうの凄すぎるでしょ。