amazon prime videoで見始めたらとまらなくなって、
シーズン1から間髪入れずに見続けてしまいました。
本シーズンでまず印象的だったのは、マイクとレイチェルの微妙な関係。
レイチェルのキャラ造形はツンとデレのバランスをうまく保ったうえで、
これを三次元キャラに落とし込むことに成功している好事例だなと。
咳払いとか、リアクションで変顔するのもかわいいです。
あとはルイスの人間像の深堀りですかね。
ただの嫌な奴ではない複雑で面白いキャラクター。
若手社員の肩を揉んできたり、職場で爪を切ったり、
日本のおやじサラリーマンに通じる
リアリティーがあるのかないのかわからないディテールは、
役者の研究努力が見られるところです。
模擬裁判は面白いのですが、
役柄を演じる人物たちの特殊条件が入り込み過ぎていて、
予行練習としての効果が無さそうで、リアリティが薄くて創作的だなと。
面白いからいいと言えばいいのですが。
アメリカの職場というとビジネスとプライべートが分かれている
印象がありますが、少なくとも本作内においては、
上司がいきなり自宅にやって来たり、肉親が様子を見に出社したり、
日本の普通の職場以上に公私が混じっている印象を持ちました。
これによって、話が面白くなっているので脚色の側面もあると思いますが、
それ以上に弁護士という特殊な職業であることが要因としてあるのかなと。
直接人間を相手にする業種であり、
個別案件を個人の責任において処理することが多く、
必然的に個人プレーが多くなり(属人的業務の極み)、
公私隔てなく使えるリソースはすべて利用して、
勝利を掴み取る必要があるのでしょうね。