いつも20話以上あるのに全16話のシーズン
途中からソーシャルディスタンスや消毒液、マスク、透明アクリル板が登場するのでコロナのせいかな

ギブス役のマーク・ハーモンの妻や息子が出演するエピソード

スローンやエミリー役の俳優が降板したり、ギブスが逮捕されたり、ビショップがどうなるの？と後半面白い

過去のエピソードの事件のその後もある

いつか半地下からのボートの出し方の種明かしをしてほしい！

記録

コロナ禍でのシーズン18。ジミー・パーマー君、神シーズンです。私のように前からパーマー君が好きだった人もあまりパーマー君に興味が無かった人もこのシーズンを機にもっと好きになってくれるのではないかなと思いました。シーズン18の中でファンが悲しむのは、エリーとジャックの降板だと思います。ジヴァやトニーの降板でようやく捜査官チームのメンバーが落ち着いてきたな〜というところでの降板はやっぱり寂しいですね。ただ、連続ドラマに出演するというのは1年のうち2か月くらいしか休みがなくて、かなり過酷な撮影のようなので、ゆっくり休んでほしいです。

シーズンプレミアから5話までは、前回大学のパーティーで過剰摂取して病院に運ばれたエミリーの件で、エミリーが摂取した薬を広めてる人を突き止めようと奔走するフォーネル…そして、陰でそれを支援するギブス。一度娘を失いかけたフォーネルは危険な組織に潜入したり、結果的にギブス以外のメンバーや局長なども巻き込んだ大捜査となりますが、不可能を可能にするギブスのチームによって無事解決。しかし、シーズン18の中盤で再び悲しい事件が起きます。

一方ギブスは親友フォーネルの捜査に協力しつつも通常のNCISとしての仕事もこなしています。そんなとき、NCISに不法侵入した上死亡した男の捜査で、その男のDNAからギブスとダッキーにとって因縁の相手だと判明。まだ海兵隊だったギブスと医師だったダッキーはひょんなことから出会い、それからしばらくして同僚となり、二人は親友となっていく、ギブス×ダッキーコンビファン歓喜のエピソードで、NCISの400話記念エピソードでした。

マグギーは、捜査官になって長いことから自分で自分を祝うパーティーを企画してみんなを呼びますが、ギブスには断られてしまいます。でも最後の最後にギブスから「まだパーティーはやってるか？」と電話が来て、電話の向こうのマグギーは沈黙。ギブスも“社交辞令だったのかな”と不安になっていたところで、電話の向こうから「ギブスが来るぞー！」というマグギーたちの喜びの声が聞こえたエピソードはニヤニヤしてしまいました。その翌日という設定の捜査では、ギブスに飲まされまくったメンバーたちが二日酔いで捜査する面白いエピソードも（笑）フォーネルの捜査では、拉致されたエリーを救出するために飛行機へ向かうマグギーでしたが、爆薬が積まれているため、近づけば近づくほどマグギーが危ない！無線でマグギーに近づかないように命令するも電波不調でメッセージが届かず、泣く泣くギブスはマグギーを射撃。重体に陥るマグギーを見て悲しむギブスでしたが、デライラから「分かってる、助けるためだってこと」と言われ、そして目を覚ましたマグギーからも特に責められずにこの件は終了…マグギー夫婦、二人とも強すぎて、さすが長いこと捜査官してるだけあるよね〜となるエピソードでした。

第二のトニー×ジヴァになっている、トーレス×エリー。エリーが拉致されたり、二人で爆薬を隠している犯人に閉じ込められてたり、エミリーの悲劇のときも二人で寄り添っていたり、最初は気が合わなさそうに見えた肉体派のトーレスとオタク系エリーでしたが、気付いたらお互いにとって無くてはならない存在に。でもそんな二人もエリーの降板でもう見れないのかと思うと悲しい。

捕まえても捕まえても終わらない犯罪との闘いに疲れ切ってしまったジャックは、引退後の理想の生活についてギブスに話しますが、その時は辞めずに勤務を続けていました。しかし、タリバンが少女と付添人を誘拐した事件で、その付添人がジャックが陸軍時代に捕われていたとき世話をしてくれた人だったことから、ギブスと共にアフガニスタンへ飛ぶことに。醜い戦争と共に信じる心を失い、無実の人を犯人ではないかと決めつけるような人になってしまった自分を許せなくなったジャックは、もう働きたくないとそのままNCISを退職。初登場の時から陸軍時代のトラウマを抱えていたジャックですが、そのジャックを終わらせたのもやっぱり戦争でした。ジャックのストーリーとしてはとても納得いくラストだったので、良かったです。ギブスとのラストには「！？」でしたが（笑）

ダッキーが検視官引退後はその後を継いでしっかりと仕事をこなしているパーマー君。このシーズンでは愛妻ブリーナをコロナで亡くしたり、パーマー君にとっては耐えがたいことだったはずですが、それでも気丈に振る舞ったり、自分以外のメンバーに辛いことがあったら励ましたり、NCISで一番の人格者です。特に9話「凍結」で母が胸痛で病院に運ばれてストレスになっているケイシーとの会話が印象的でした。パーマー君本当良すぎる…。

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ケイシー
「私たちみたいな善人が苦しんでる一方で、無傷で人生を楽しむ人もいる。最近はそう思うし、そう見えるし、そう感じる。」

パーマー君
「そう思う？考え方を変えてみよう。今回学びがあったとすれば、無傷で人生を楽しめる人はいないってことだ。」

ケイシー
「それはどうかしら…」

パーマー君
「断言するよ、例えるなら…“二都物語”だ。」

ケイシー
「なにそれ？」

パーマー君
「チャールズ・ディケンズだよ。冒頭はこうじゃない、“それは最良の時代で、何もかも順調だった”。そうだろ？“最悪の時代”が無ければ、詩も悲しい歌も生まれない。僕らは最良の時代に感謝できないんだ。闇があるから星が輝く。苦しまない人はいない、一人もね。でも、ありがたいことに僕や君はそれを乗り越えられる。努力で輝き続ける。」

ケイシー
「あなたの言葉は胸に響くわ…」
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エリー役エミリー・ウィッカーシャムは長い間NCISに貢献してきましたが、降板のストーリーが思っていたよりも唐突すぎて「えっ？」という感じです。エミリーが本当に本当に美人で、大好きなキャラクターだったので降板は残念ですが、妊娠されたようなので幸せになってほしい。

次回のシーズン序盤で降板確定のマーク・ハーモン。今シーズンでも後半は隠居生活シーンしかなかったので、もう歳だもんねと。マーク・ハーモンのリアル奥様パム・ドーバーがギブスを調査する記者役で準レギュラー並みに出ていたり、マーク降板の伏線はしっかり張ってるなと思いました。