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ダウントン・アビー シーズン1のNMのレビュー・感想・評価

3.5
シーズン1。大きなお屋敷での家族や親族たちの小競り合い、そして従業員たちの生存を賭けたバトルが繰り広げられる。大小さまざまな事件が連日起きる。
始めこそとっつきにくかったがその後は深く考えず気楽に観ていられる。

メモ
ケジャリー……Kedgeree。インド料理に由来をもつイギリス料理。魚の身をほぐし、米、ゆで卵、カレー粉、バターもしくはクリーム、パセリを混ぜ合わせる。朝食に食べられることが多い。温製も冷製も。しっとりしたリゾット風もドライなピラフ風もある。

限嗣相続……相続を限定する制度。ここでは男子しか資産を相続できない制度を指す。息子や近しい親族がいない場合遠縁の親戚に資産が渡ってしまうことも。

下僕……恐らくフットマンという言葉が日本で馴染みがないので使われている。下僕は男性の使用人、メイドは女性、として使っている。
従者……valet。主人の身の回りを世話する近侍。トーマスはずっと従者になりたかったがベイツが従者として屋敷に来たためライバル視する。

なぜ家の名がAbbey(大修道院)なのか……ヘンリー8世はカトリック教会から分離して国教会を設立し、多くの修道院を解散させ取り潰し、または下賜した。更にその子であるエリザベス1世は夏の間家臣たちの邸宅を巡ることを好み、貴族たちは寵愛を得ようと屋敷を持ち立派に仕上げた。そのような屋敷をカントリー・ハウスと呼ぶ。ジェイン・オースティンやブロンテ姉妹などの小説の舞台。
ダウントンは地名。屋敷(とその土地)自体をダウントンと呼んでいる場面もある。
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