ニュース速報は流れたのMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

テレビ局の報道センターに飛びこんで来た一通のメールを巡り、繰り広げられるサスペンスドラマ。
2009年にフジテレビでオンエアされた、踊る大捜査線の君塚良一脚本によるオリジナルストーリー。

今から13年前、平成21年のドラマ。
この年、民主党の圧勝で日本は政権交代を果たした。と、聞くと遥か昔のことの様に感じる。

ドラマは流石の脚本のテンポの良さで、あっと言う間に第一話を観終わってしまう。
だが何だろう？この落ち着かない感じは。。

令和の今観ると、圧倒的なメディアの覇者であったテレビが今やその地位を滑り落ちる時代になった事が、この違和感の大本にある様に感じる。

ドラマでは、ニュース速報を流すか否かテレビ局の報道センター全体が逡巡する。ＡDのガラケーに送られて来たメール、室蘭市に核ミサイルが落ちたとある。
今だったらテレビの速報以前にＪアラートで、そこらじゅうのスマホがピカピカと鳴る。つい最近もそんな誤報があったばかり。
タイトルにあるニュース速報の意味合いが、変わってしまったと言って良いのではと思えてならない。