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さくらの親子丼のののネタバレレビュー・内容・結末

さくらの親子丼(2017年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

個性豊かな子供たちのなかでもみどりと隼人が好きだな 乱暴かもしれないけどまっすぐぶつかってくるかんじが不器用で愛おしかった
夏美の、なんでみんなが怒ってるのか全然わかんないな〜というかのような表情がめちゃくちゃうまかった
希望の裁判でみんなが応援に来たシーン(希望のお願いで来てくれる関係性がかわいくてよかった)、望むとおりの結果にならなくて悔しくて多喜さんにミット打ちをお願いするシーンはかなり記憶に残っている 毒親の保護下から抜け出せない苦しさ、親の存在が絶対になってしまう苦しさ、もどかしさがあった

施設のおとなたちもそれぞれに子供たちのおかれた状況に寄り添って、でもべったりではなく少し距離を取って見守って支えてくれる描写が多々ありよかった
雪乃先生の熱の入れ方は空回ったり抱え込んで自分をつぶしてしまうんじゃないかという不安があったけど、自分の過去を含めて向き合うことができてよかった 朝子と似た境遇にあったからこそ朝子を助けることができたのかな〜と思った 最後のほうパワーで解決した感はあるけど

子供たちに寄り添ってくれるこういう施設やサービスが当たり前になって、助けを求める子がすぐにアクセスできるような社会になるといいな そもそもそういう子がいなくなるのが一番だけど、それはきっと難しいと思うから
子供だけではなくて希望の母親や育児ノイローゼになった若い親のような大人も助けを求められる場所も同様にあってほしいなとも思った
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