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吹けよ、ミプンのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

吹けよ、ミプン(2016年製作のドラマ)
4.2
8月31日視聴開始。全68話、GYAOにて。
長いので見るのを逡巡していたけど、大好きなクム・ボラさんと「いとしのクム・サウォル」のマリ役でわたしの心を奪ったキム・ヒジョン(声が大好き、演技も好き、可愛い)にたくさん会えそうなので視聴決定。

2話までは2002年のマカオでの子役時代。南と北、国際学校(室伏広治みたいな校長先生が良い)と新鮮な設定。スンヒが「家政婦のミタ」の頃の本田望結みたいでキュート。ジャンゴとの交流が眩しい。ジャンゴの母親役のクム・ボラさん若い。スンヒの母親がイ・イルファさん。
3話から2015年のソウル。ジャンゴが弁護士になっていて、「トロットの恋人」のときのマネージャー(ソン・ホジュン)でびっくり、無事大役を務められるのか一抹の不安(→杞憂でしたm(_ _)m)。その叔母がキム・ヒジョン。祖母が「ショッピング王ルイ」の会長さん(キム・ヨンオク)。資産家のドクチョンは「ピノキオ」のお祖父さんであり大好きな「マイガール」の会長さん。「凍える華」でイ・ユリの実父だったイ・ジョンウォンと「美しき日々」で見て以来のイ・フィヒャンが夫婦で、その娘が「マイガール」でファニーで可愛かったファン・ボラ。チョンジャ(イ・フィヒャン)の母親が「赤い靴」でジェンマに腎臓をもらったチェ社長の人・・・と馴染みの人たちがいっぱい。でも、スンヒ→ミプン役のイム・ジヨンは「ドクターズ恋する気持ち」の患者役で見ただけで初めて同然、ヒロインとしての活躍が楽しみ。

スンヒ一家の脱北の場面は生々しくて怖かった。兄と父親が射殺されてまさに命がけ。豆満江を渡って中国経由で韓国に入ったのかなあ。(間違いでした。19話で鴨緑江の畔で兄と父が眠ったままとミプンが泣いていた)

6話の再会でもう泣かされてしまったではないか、しかも2度も。感動の涙。

チョンジャは救いようのないクソ女、恩を忘れるヤツは嫌い。母親ギオクもクソババア。
娘ヒラ(ファン・ボラ)はますますファニーで可愛くてエロい。韓ドラでは貴重な女優さん。ジャンスとのシーン好き。3度目のベッドで結ばれて15話から両家を巻き込む大騒動、爆笑。
二度も恩を仇で返していた性悪女カン・ミジョンを14話で取り逃したミプンもヨンエもドンくさすぎ。それにしてもカン・ミジョン、怪我した子猫を助けていて遅れたと嘘泣き、許せん。「クム・サウォル」で父殺し嘘吐き女オ・ヘサンが野良猫の世話をしていたと嘘をついて優しい女を演じていたのと同じニオイ。嘘吐き性悪女カン・ミジョンの虚飾がすべて剥がされ地獄に堕ちる最期を楽しみにするぞ。
カン・ミジョン役の女優さんが交代したのは16話? ヒドンを自分の部屋に呼んだ場面で、それまでの性悪で野良犬のような雰囲気の女と違って、可愛くて胸の大きな湊莉久みたいな女の子になっていた。歓迎だけど、悪役としては前の女優さんのほうが手強そう。ヒドンを海で誘惑する20話、濡れた服にショーツが透けてドキドキした、韓ドラでは珍しいシーン。ヒドンとの結婚式の24話、見モノ。カン・ミジョン→パク・シネって身体も顔も心もすべてがニセモノ、中の人イム・スヒャンが見事にニセモノを表現している。ものすごく可愛い表情するときあってデレる。

ミップンがクソ真面目で、こんな子とつきあう自信が無い、怖い。ジャンゴもパン・ソンシク本部長も物好きだなあ。と呆れるくらいミップンは良い子(=^・^=)

中盤は大手弁護士事務所の娘ハヨンとジャンゴ母グムシルの策動(下半身麻痺を詐称して同情を買う、韓ドラあるある)、パク・シネがミプンの母親ヨンエの指輪を強奪して孫娘になりすまし、パク・シネの隠し子ユジンを連れたスンブンおばさんの登場、そして34話でついにミプンとジャンゴの結婚式、伝統衣装のミプンとジャンゴが微笑ましい。裏では欲の塊の悪女たちが結託。ドラマはちょうど折り返し地点で大きく動き出した。
パク・シネが本部長に。シネの隠し子ユジンと夫ヒドンや会長との交流。キムチ100株漬けさせるグムシル。ミプンとヒラの対立。チョンジャの疑夫症騒動、大爆笑。弛むことなく楽しませてくれている。

復讐モノやマクチャンドラマを見すぎて免疫がついたからか、胸が締めつけられて見るのがつらいところは42話までは無かった。悪役がこれくらいのほうが見やすい、笑えるし精神衛生に良い。「福寿草」とかはキツすぎて夢にまで稀代の悪女チェユラが現れたし。
「吹けよ、ミプン」はむしろ温かい気持ちになれる場面が多い。通奏低音のように流れる「白鳥の湖」情景のアレンジが切ない。
登場人物たちの関係が最初から視聴者に明かされているので、どんな困難が起きようとも、感動のフィナーレを楽しみに安心して見守れる気がしている。

43話からいよいよ理不尽で辛い展開が始まった。
パク・シネの罠にハマって濡れ衣を着せられるヨンエとミプン。会長ドクチョンまで「ヨンエもミプンも中国にいたときから手癖や男癖が悪かった」とシネに吹き込まれて機密情報漏洩でミプンを解雇するし。ジャンゴ母グムシルはミプンを苛めて追い出すし。
亡き父の遺言の祖父探し開始。シネの手配した偽祖父に騙される。シネの手配で渡米させられかける。
そして会長の亡きはずの息子デフンの出現!?驚愕、無茶苦茶。でも面白いから許す。韓ドラ恐るべし。ドクチョン会長とデフンの感動の再会に落涙。見守るダルホはほんと善い人。遊園地ですれ違うミプンと父デフン。
チョンジャの母ギオクが、人の道に背くと諭すが、もう後戻りできないと突っ走るチョンジャとシネ。菅井きんみたいなギオク、酔ってジャンゴの祖母にシネは偽物と失言。デフン、記憶が戻った一瞬にシネを「カン・ミジョン!」と。シネに誘拐されるデフン。「アボジ餃子」開店。ミプンの歯ブラシを盗んでDNA検査を誤魔化すシネ。デフンを認知症に仕立てるシネ。カン運転手の自白に逆ギレするシネ。キョドり女シネに何度も騙されるお人よしヨンエは大間抜け。ミプンの抗議を応援するホームレスたち。会長に叱られるシネ、ザマア。ショッピングモールでデフンとヨンエの束の間の再会に痺れた。
59話から形勢逆転の始まり。ユジンが隠し子と夫ヒドンに知られる。息子が騙されていたと知りチョンジャ、シネの髪をつかんで取っ組み合い、仲間割れ、爆笑。シネが偽孫と知った会長ショックで倒れる、昏睡。アボジ餃子から虫、ホームショッピング中止、莫大な借金、ジャンゴ家差し押さえ、解雇されたジャンゴ。母グムシル発狂。ついに離婚!DNA再鑑定でシネが偽者とダルホ知る。本当の孫探し。63話、脱北センターでミプンとヨンエがデフンを探すビデオを見たドクチョン会長がスクリーンの中のミプンに泣きながら謝るシーンに涙が溢れて止まらない。能年玲奈みたいなミプンが愛しい。早く会長とミプンが会えてほしい。64話、会長「パク・シネ、化け物みたいな女だ」、反撃開始。気狂いパク・死ね。65話神回。孫ミプンと祖父ドクチョンの感動の対面、もらい泣き。泣き喚いてすべてを白状するチョンジャ、ざまあ。デフンを人質に逃走するシネ、最後は娘ユジンとの逃避行、「福寿草」のチェユラを思い出す。ヨンエとミプンに土下座謝罪してから逮捕。チョンジャは娘ヒラの付き添いで自首。監獄で同房のチョンジャとシネのシーン、笑って泣けて良かった。ジャンゴ母グムシル役のクム・ボラさん、自分の数々の悪行を悔いてお寺に、nice!最後まで楽しませてくれてありがとう。
一堂に会しての誕生祝、良い最終回だった。9月14日視聴終了

追記 2023年4月に「ザ・グローリー」でお天気お姉さんをしているミプンに再会できたけど、その役柄のものすごさにビックリ仰天。さらにネットで知った「情愛中毒」という官能不倫映画でのソン・スンホンとの濡れ場を見て、そのエロさに魂抜かれたというかヌいた。形の良い乳房も露わに騎乗位カーセックスで腰を振り、音楽喫茶ではソン・スンホンのブリーフの中に両手を入れて尻を撫で回しブリーフ越しに陰茎を舐め上げ自らの秘部をクンニされてからの後背位や正常位セックス、これをミプンの前に演じていたとは。女優イム・ジヨン恐るべし。
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