YumikoTominaga

名前をなくした女神のYumikoTominagaのレビュー・感想・評価

名前をなくした女神(2011年製作のドラマ)
3.5
森に眠る魚を読んでから無性に観たくなったドラマ。恐らくその小説から着想を得た(というかほぼ同じ設定)内容かと思う。
小説内では人間の汚い部分(恨み・嫉み)がかなり抉られて、確かにこれは人間不信になるわ…と妙に納得してしまうくらい巧みにストーリーが進んでいくのだけど、ドラマは倉科カナ演じるギャル?が中心にママ友の輪をかき乱していくかんじなので敵がわかりやすく意外にシンプル。まぁ、10数話であの重厚感のある人間模様を描き出すのは難しいのだろうと思いつつも、あのドロッドロな世界観を期待してしまった節はある。
ストーリー展開もなんでそこで?とツッコミを入れたくなるくらい粗い部分が散見されるし、キャラクター設定も一貫性がない(たとえば高橋一生演じる銀行員最初性癖エグそうだったけど、最後なぜかまろやかになったのとか)
ただその中で絢香ちゃんママが一番好きかも。純粋でまっすぐで、そして可愛い。木村佳乃さんの演技は自然体ですきだなぁ。
お受験の世界は文京区とか世田谷あたりがエグそうだけど、そもそも子供の知能は遺伝で一定決まんのになぁ、不毛だなぁとか考えてしまった…
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