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ゲゲゲの女房のめるのレビュー・感想・評価

ゲゲゲの女房(2010年製作のドラマ)
4.5
中学生のときゲゲゲの女房がやっていたのを横目で観ていて面白いことは分かっていたので、今回ちゃんと観てみました!

私の記憶は間違っていなかった!やっぱり面白かった!

そして、貧乏時代がとても良い!
私が覚えていたのは、黒いバナナと太った餃子。ふみちゃんが茂を支えるために少ないお金で試行錯誤するのが好きでした。
『スカーレット』の喜美子とは正反対のヒロインで、今の時代の視点から見るとステレオタイプな夫婦の形ですが、これはこれでいいなと思います。

松下奈緒さんの前向きで健気な姿や向井理の歯を喰いしばって漫画を描く姿がとても素敵でした。
大変なことに直面しても茂のようなおおらかに構えて乗り越えられる人間になりたいですね~。

大杉漣さんの演技には何度も目を潤ませられました。年を取った演技もリアルで亡くなってしまったのが惜しい俳優さんです。

深沢さんが好きだったのですが、最後のパーティーに現れなかったのがただただ残念でした。もしかしたら最初から最後まで一番大変だったのは深沢さんかもしれない。

音楽も素晴らしくて印象に残るものばかりで、音楽を聴くと数々の名シーンが目に浮かびます。お気に入りは「旅立ちの風」で、ふみちゃんが東京に向かうシーンや紙芝居のおじさんのシーンに泣きました。

いきものがかりの「ありがとう」も大好きで今でもよく聴きます。

次は水木しげるの漫画を読みたいです!
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