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クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン8のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
シーズン8は、プレンティスの後釜に、アレックス・ブレイクが登場します。それと同時に、レプリケーターという、BAUが解決した事件の模倣犯が出現し、BAUのメンバーを狙っていることが示唆されます。

シーズン8にもなってくるとネタ切れというか、犯人像や殺人の方法とかが、どんどんアホらしくなってきて笑っちゃいます。

レプリケーターが模倣する殺人は、まず、人を2人ずつ誘拐して、1人の脚を切り、もう1人の脚も切り、付け替える殺人犯。

それから、口を縫い付ける殺人犯。

そして、身体中の関節を外して、人間マリオネットを作るサイコパス!

そうそう、その、脚を付け替える犯人が、『ツインピークス』のローラの父親、リーランドを演じていたレイ・ワイズなんですよ!

「あ~!!リーランドだ!」と叫んでしまいました。

前にも、『ツインピークス』でノーマのチンピラ夫、ハンクを演じていたクリス・マルキーがアリゾナかなんかの保安官役で出てたなあ。

『セックス・アンド・ザ・シティ』で、ミランダと結婚したスティーブを演じたデビッド・エイゲンバーグも、どっかの刑事の役で出ていて、懐かし~とか思いました。

前回は、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のパクリみたいなエピソードがありましたけど、今回は、『ツインピークス』のパクリみたいのがありました。超現象みたいな、幽霊っぽいというか。

あと、ツィッターとかインスタとか、フェイズブックとか、とにかくSNSで自分のこと書きまくってる女の人を殺して、舌を抜くっていう殺人もあったなあ。

あ、そういえば、このシリーズは2005年に始まっているので、最初の頃、ガラケー使ってましたが、今シーズンくらいからやっと iPhone 登場!この前は、ブラックベリーも使ってたなあ。時代を感じる!

シーズン中盤は、Dr. リードの恋のお相手が登場しますが、さすが変わり者のリードだけあって、相手はGeneticist 、遺伝とかを研究する学者で、リードとは公衆電話でしか話をしません。

実はこの女性はストーカーにつけまわされていて、一歩も家から出ないのです。

リードはとても聡明なこの女性に、会ったこともないのに惹かれて行き、会おうということになるエピソードもあるのですが会えずじまい。

この恋の行方はいかに?そして彼女をつけまわすストーカーは誰なのか?!

また、レプリケーターの存在はシーズン通してちょこちょこ出てくるのですが、最後の回で、とあるサブ・キャラを殺してしまいます。

この回は、ホッチの出来損ないの弟が絡んだ事件でBAUがニューヨークへ行くのですが、やっと親近感湧いてきたところなのに!と思ったこのキャラが犠牲になりました。

事件が解決した後、BAUのメンバーがロッシの家で飲んでて、このキャラの想い出話をしながら「わっはっは」と笑っている。まあそうやって、懐かしく思い出してもらえるだけでもありがたいことではありますが、プレンティスが死んだ時はみんな半年以上も悲しみから立ち直れなかったのに、すごい違い!!

新メンバーのブレイクは、年配の女性で、容姿もプレンティスやJJのように派手でなく(あんな過酷な仕事なのにまつげとかめちゃ盛ってますよね~)、落ち着いた知的な感じがいいのですが、特に魅力的なキャラでもなく、殺しの手口や犯人像などもちょっとバカバカしい感じになってきたので、かなりトーンダウンして来ましたが、シーズン9に突入です!!
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