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クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン9のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
ホッチはしばらくSection Chiefの仕事を兼任していたのですが、新しいSection Chief にマテオ・クルーズという人が就任して来ます。

クルーズは、過去にJJとつながりがあったようで、BAUメンバーに知られないようにしていますが、シーズン中盤でその秘密が明かされます!

そしてその過程で、BAUはインターポールに移った元BAUのエージェント、プレンティスにヘルプを要請!!懐かしのプレンティスが戻ってきます!!

プレンティスは昔、インターポールの囮捜査で捕まえたドイルというテロリストに殺されそうになったとき、ペンタゴンから助けに来たのがJJだったので、その恩返しでしょうか。女の友情、いいですね~。

このJJのエピソードがこのシーズンの山場だと思うのですが、他にもいくつかと特筆すべき点があります。

まず、ホッチがボストン・リッパーに刺された時の古傷がぶり返し、昏睡状態になります。そして病院のベッドで、リッパーに殺された妻のヘイリーの夢を見るのですが、この夢がちょっとツインピークスっぽい。ホッチは悲しんでいるのに、ヘイリーは楽しそうで、犯人であるボストン・リッパーもポップコーンを持って現れ、ヘイリーとホッチと3人でジャックのビデオを見たり。これは、やっとホッチがヘイリーの死から決別するのを表しているようでもあります。

これを反映するかのように、ハロウィーンにガルシアがDay of the Dead Celebration と題したパーティを開き、みんな想い出の人の写真を持ってくるエピソードがあります。

シーズン9はあまりパンチの効いたシーズンではないのですが、このハロウィンのエピソードのような、BAUメンバーの任務以外の一面を見せるものが多かったです。

ロッシが最初の妻と出会った、マリーン時代によく通ったお気に入りのバーが閉店する際には、BAUメンバーみんなで行って、『ピアノマン』をカラオケで熱唱!とか、ブレイクのお父さんの家でBAUメンバーが集まってBBQ!とか。

それと、モーガンに彼女ができるのですが、他のBAUメンバー同様、激務で恋愛関係を維持して行くのが難しく、JJやガルシアに相談するシーンが見られたり。バレンタインには偶然にも、モーガンとガルシアがダブル・デートしたりします。

あ、あと、ガルシアがBAUに入る前ハッカーだったのは有名な話ですが、そのガルシアの過去を暴くエピソードがありました。

このエピソードでガルシアは『Black Queen』と呼ばれ、ゴス・ルックでキメているのですが、ちょっとこれはバカっぽいな~と思いました。狙いすぎというか。

ブレイクは引退を決意し、今シーズンで退職。プロファイラーを育てるために教鞭をとることにします。シーズン10からの新しいエージェントに期待です!!
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