Yoshishun

仮面ライダーWのYoshishunのレビュー・感想・評価

仮面ライダーW(2009年製作のドラマ)
4.2
平成ライダー2期第1作。平成2期は完全初見であり、その後のライダーは1作も観たことがない。
なので、1期のようなシリアスさ、残酷度は控えめ、ユーモアやミステリー要素が満載で驚いた。

今や知らぬ人はいない菅田将暉がまだ16歳の時に出演していただけあり、見始めた直後は「若い…」という感想しか出てこなかった。
というのも、序盤は翔太朗とフィリップがバディで難事件に挑むという王道探偵ものの様相をしており、既に仮面ライダーになれるという設定も全く説明がないのであまり集中して見ていなかった節がある。

しかし、園崎家へと潜入した後の若菜とフィリップのエピソード辺りから物語の核心に迫っていくので、徐々に面白くなっていった。特に仮面ライダーアクセルこと照井竜の登場は飽和しつつあったバディものを超えて、よりアクションは派手に、ミステリーは複雑にすることになった。

物語の核心に触れ、園崎家との過去、照井の復讐を経て深まっていく絆。それだけに48話の最後の変身、あそこだけはハーフボイルドと云われるだけある翔大朗の涙にもらい泣き。ただ事前に完走していた龍騎とは違い、爽やかなエンディングが待っていてかなり良かった。
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