リコ

コブラ会 シーズン4のリコのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン4(2021年製作のドラマ)
4.0
前シーズンより面白い!
ますます拡大と複雑化を続けるカラテキッド・ユニバース。「そんな事あれへんやろ」と良い意味でのツッコミ所と妙なチープ感は満載なのだけど、あれよあれよと全10話を3日で完走した。

コブラ会をクリーズに乗っ取られ、ダニエルさんとジョニーの共闘が始まったかと思いきや、やっぱりね、そうなかなか上手く事は運ばず。
その間に若者達がそれぞれに切磋琢磨し、葛藤し、成長していく姿に胸熱。ホークとディミトリのバイナリブラザーぶり、一人で世界に立ち向かっていたトリーが思いがけず救われる展開が最高だったぜ✊

今回の大きなテーマの一つは「Father Figure」だと思った。
ジョニーとミゲル/ロビー、ダニエルとサム/アンソニー、クリーズとトリーなど様々な血縁あるいは擬似父子関係の変化が見つめられ、大人になりきれない大人たち、子どものままでいられない子供たちの悲喜こもごもがシーズンの原動力になっていたと思う。
特にドラマ全体の発端でもあるジョニーとミゲルの、師弟と親子関係がない交ぜになった感情の揺れが生々しい。プロム乱闘編の8話で、酔いつぶれて決定的な一言を洩らしてしまうジョニーと、それを聞いて顔を歪ませるミゲルの場面は、この文章を書いてるだけでもう泣けてくる😭

映画の第3弾を見てないので、シルヴァーなる男については「誰?」っていう感じだったのだけど、いやあ手をつけてはいけない野獣をクリーズは起こしてしまいましたな。
シーズン5までまた1年待たないといけないのが苦しいけど、それまで私も体鍛えときます!!イエス、センセイ!!!
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