『ベスト・キッド』1~3からの流れで鑑賞。
1だけ観てても十分楽しめます。
かなりよく出来た続編だと思います。
ダニエルとジョニーが役者がそのままで登場しているのも熱いですし、1の頃のスポ根とハイスクールもののバランスと80年代の瑞々しさというかキラキラした空気感が作品全体に漂っていて本当に良いです。
またそれらのスポ根要素とハイスクールもの要素がただ過去の再現になっているだけでなく、いい感じに世代のギャップをネタにしていたり現代版にブラッシュアップされていて素晴らしい。
『ベスト・キッド』シリーズではダニエルとミヤギという主人公、シリーズごとのヒロイン、適役とカッチリと役割が決まっていましたが、このシリーズでは群像劇になっていてタイトルの通りコブラ会の面々は勿論、ダニエル側もストーリーがあり、大人も子どももそれぞれの目線でドラマが描かれるので見応えがあります。
ダニエル、ジョニー、ミゲル、ロビー、それぞれ父親が尊敬出来る存在として機能していなく、空手を教わるということを通して父親替わりの大人に師事します。
ミヤギのセリフ通り、悪の道に走るのは弟子のせいではなく先生のせいであり、『ベスト・キッド』シリーズで”弟子”だったダニエルとジョニーがどんな”先生”になりそれぞれの弟子をどう導くか目が離せません。
ダニエルとジョニーがバーで昔話に花を咲かせるシーンは特にグッときました。