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コブラ会 シーズン1のmotoyAliveのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン1(2018年製作のドラマ)
4.7
“YES, SENSEI”
『ベスト・キッド(原題:The Karate Kid)』の続編を描くスポ根コメディドラマ。

《あらすじ》
1984年のオールバレー空手選手権大会の決勝でダニエル(ラルフ・マッチオ)に破れたジョニー(ウィリアム・ザブカ)は34年後、会社はクビになり、結婚も破綻し離れて住む息子のロビー(タナー・ブキャナン)からも嫌われ、アルコールに依存したすさんだ生活を送る。一方、ダニエルはカーディーラーの会社を経営し、幸せな結婚生活を送りジョニーとは対象的な生活を送る。ある日、同級生からいじめられるミゲル(ショロ・マリデュエニャ)を助けたことをきっかけに彼から教えを請われ、空手道場“コブラ会”を復活させる。

《感想》
去年の夏頃からNetflixで配信になっていたのに何となく敬遠してたのを後悔するほどストーリーが面白い。ベスト・キッドの続編ではあるが、映画版の記憶はほぼ皆無の状態で問題なく見れた。

コブラ会はベスト・キッドにおいて悪の象徴であるが、この作品では一方的に悪いやつがいるというわけではなく、見方によって善も悪になれば、悪も善になるので、ジョニーにもダニエルにも味方をしたくなるし、シークエンスごとにコブラ会とミヤギ道場のどちらの応援をすれば良いのか悩ませてくれるのが楽しかった。

34年の時を経て、オリジナルキャストが当時の役のまま演じており、リアルタイムで見ていた世代は熱くなるだろうし、オリジナル映画のシーンがフラッシュバックするのもリスペクトが感じられて良かった。

ベタベタなストーリー展開ではあるが、過去の因縁と現在の複雑な人間模様も入り組んでいて、何より空手が熱い最高のドラマ。
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