シは幸せのシ

浪漫ドクター キム・サブのシは幸せのシのレビュー・感想・評価

浪漫ドクター キム・サブ(2016年製作のドラマ)
5.0
放浪ドクターの名前は
度々他のドラマで見ていましたが、やっと本編を見れました。
2016年のドラマということで、
女医を見くびって「女は信用ならん、男の医者をつけろ」というジジイが出てきたり、なにか大切な事を決める場に居る決定権者は男性だけだったり、やだなーと自覚してる今の日本の実社会に近しい所がもろだったのだけれど、近年の、例えば賢い医師生活だとかのドラマにおいては、そういう描写がなくて、これ、ドラマが社会問題であると告発したことでクリアになったのか、そういう問題がなくなったから描かれないのか、韓国の実情を知らないので、何ともなのですが。

途中、MARSの疑いのある患者が救急に入院して、関わった医療関係者もろとも隔離する場面があります。
ほんとは今のコロナに対しても、対処法の無い今現在の状況に置いては、
これくらい敏感に、隔離しないといけないのではなかったのかな思わずにいられませんでした。

エイズ患者への偏見から来る治療拒否(知識不足から来る感染するかもという偏見)も可視化されたことで広く知られる事になったと思います。

それと、医療従事者に限ったことで無いと思いますが、教える側/教えられる側の関係性の中で、
人格否定と指摘は違う、見下されるのと指摘    される事は違う、年下でも厳重されるべきだし、叱られても尊重されるべきだ、黙っていてはバカにされ続ける。(だからきちんと伝えるべきだ)
このセリフをドラマに盛り込んだ事で、救われた人、直接的には相手に言えなくても、考えを変えられた人、たくさんいたのではないかと思いました。
いいドラマでしたー!
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