お金、幸せ、とはなにかを痛烈に問う。
最終回を見せられて、何を思えばいいのか、正解を探してしまった。
こんなに残酷な最終回は他にないよ……。
この時代が悪い。世界が悪い。それもあるけれどそれだけでは無いような気もする。
でも、作中で言われていたように人間はくだらない生き物だ。
だから、こんな状況でこの展開になることは必然と言えば必然なのかもしれない。
「みーんな銭ゲバなんだ。」
確かに、そうかもしれない。
でもやっぱりお父さんは大戦犯。お父さんがお金盗らなきゃお母さん死ななかったと思うし、そしたら風太は銭ゲバになってなかったかもしれない。
そしたらお金が無い生活の中で、幸せを見つけながらお母さんと過ごせたかもしれないのに……父親め。
まじで毒親いなくなるといいな。
原作は1970年代に連載されていた漫画らしいけれど、テーマが色褪せない。
涙も乾ききってしまうくらいどうしようもない気持ちになる内容だった。