なお

エージェント・オブ・シールド シーズン6のなおのレビュー・感想・評価

3.8
アベンジャーズの活躍をサポートした影の功労者、S.H.I.E.L.D(シールド)の知られざる戦いを描くドラマのシーズン6。

✏️最後に勝つのは俺たちだ
当シーズンより話数が全13話と、これまでのシーズンの約半分。
話数こそ減らしつつも、シールドの骨太な活躍を描くストーリー展開は健在。

当シーズンでは、前シーズンにてエージェントとしての役目を全うし”楽園”へと旅立ったはずのコールソンが三度の復活。
だがしかし、復活したコールソンは見た目こそ彼そのものだが思想や行動は全くの別人、むしろ超ド級の危険人物。
この復活した「悪」コールソンの処遇を巡り、シールド内部でも諍いが絶えなくなる。

そんなただでさえバッドな状況の中、宇宙から襲来する新たな脅威・クロニコム。
故郷を失った彼ら一族は、地球を新たな母星とすべくシールドの面々に牙をむく。

この二つの「最悪の状況」の板挟みの中、当シーズンから本格的にシールド長官として動き始めたマックはいかにメンバーの意思をまとめ、正しい方向へチームを導いていくのか…?
これこそが当シーズン最大の見どころ。

感想。
個人的に、悪コールソンの存在はそこまで必要なものだったのかな…というのが心にひっかかる。
大人の事情もあったのかもしれないが、コールソン役のクラーク・グレッグを無理やりキャスティングさせるために「サージ」という新たなキャラクターを登場させているような…という見方をしてしまった。
(自分は原作未読なのであまり大きなことは言えないが)

それよりも、せっかく地球パートと宇宙パートで分かれてミッションをこなしているのだから、もっと「シールドvsクロニコム」の戦いを厚めに描いてくれた方が嬉しかった。

当シーズンの大ボス・アイゼルは非常に狡猾、それでいてシールドが対抗できない能力を持ち、大変魅力のあるヴィランだったので、最後の数話だけでなくシーズン冒頭から彼女の活躍を見せてほしかった気も。

☑️まとめ
若干ケチをつける内容が多くなってしまったが、それでもやはり一本の海外ドラマとしての完成度は高い。
特に第3話「惑星キットソンの夜」は全シーズン通して見ても異色の(?)ストーリーであり、デイジーもしくはシモンズ、またはその両方のファンは必見の内容。

さて、長い長い「エージェント・オブ・シールド」もいよいよラストシーズン!
ここまで到達するのに1年8ヵ月を要した。

地球のみならず宇宙まで、さまざまな脅威と対峙してきたシールドの最後の活躍、しかと見届けたい。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★☆☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
なお

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