侍戦隊シンケンジャーの49の情報・感想・評価

エピソード49
侍戦隊永遠
拍手:0回
コメント2件
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

侍戦隊シンケンジャー 第49話 侍戦隊永遠 冒頭でドウコクのイラつきを言葉にするのが効いてる。周りは生に執着するシタリとかなのに、シンケンは人間のくせに死を恐れない。満足しちゃった太夫と同じように、思い通りにならない。死を与える自分と恐怖する人間という世界観が崩れる。だからイラつく。 ここでドウコクの底が見えてしまったため、あとは「どう倒すか」だけになる。対するシンケンは名実ともに殿と家臣となって一致団結。じいが駆けつける場面が本物の関係を結んでる感じで泣ける。姫や丹波も加わって、本当に最後の総力戦という空気感。 序盤戦で家臣が盾になるのと、後半戦で殿が囮になって流ノ介が止めを刺すのが対になるのが上手い。上下関係でなく役割として命をかけているから、状況に応じてその逆にもなる。1年間の積み重ねを経て、このワンチーム感よ。そして捨て身の最後の一太刀で完全勝利という、人間の意地を見せつける決着。 戦い終わって一人ひとり去っていくのがまた泣ける。殿が最初と同じように一人に戻っても、そこには1年を通して築いた関係があるのだ、と。余生を過ごすかのようにカルチャースクールを勧められるのも、人の世を守り抜いたからこそ。この「本当にすべてが終わったんだ」という見事な大団円。 いやはや、やっぱりシンケンジャーの面白さは別格だね。面白さのレベルが違う。1年という長尺をフル活用して、練りに練ったキャラクターの魅力を描き、見返すたびに面白さが増していく傑作よ。
無影

無影

ドウコク、男の色気が半端なくてやっぱり格好良いな。龍之介が一ノ目撃破するの良い。全合体が攻撃食らってって無印シンケンオーになっていくの演出うますぎ。 皆お疲れ様でした。