群青

エージェント・カーター シーズン2の群青のレビュー・感想・評価

3.0
今シーズンは謎の物質を巡っての争奪戦。


舞台はNYからロスへ。

前回ペギーに恋していたスーザがロサンゼルスの支局長に。せっかくペギーを振り切ろうとして異動したのに、トンプソンのおせっかいで、ペギーがロスの事件のヘルプに笑

スーザ、婚約相手も見つけたのに笑


ペギーはペギーで事件のキーマンになるウィルクス博士といい感じに。しかしそうしている間にスーザも…強い女はモテモテです。


さて、謎の物質ゼロマターなるものは原爆実験で別に発生した謎の現象から生まれたもの。エージェント・オブ・シールドのグラビトニウムに似てるけど違うか笑
それにしてもCGがダサい。テレビドラマの限界か。
秘密兵器も微妙。前シーズンは年代に相応しい、レトロフューチャーなものでワクワクしたが、今シーズンはどれもダサい。装置的にデカくなるとバランスが難しいか。

ストーリーはスピンオフ感が強くなるので、ペギー以外はまったくMCUに関係しなかった。

ヴィランはペギーと鏡像関係のキャラで、こちらは前シーズンより良い。
ハイライトはエピソード4の煙と鏡。
ペギーとヴィランの半生を互いに描く脚本は巧かった。
ペギーがなぜSSRに行ったのか。ヴィランはなぜ今のポジションについたのか。
自立した女性と自立しようとして間違ってしまった人との対比が良かった。


しかし悲しいかな打ち切りになったせいで、アリーナクラブの鍵の秘密、トンプソンの安否、ドッティの行方、そして肝心のペギーの過去が投げっぱなしになってしまった。
せめてもう1シーズンやってやり切って欲しかった。

しかしペギーの恋の行方にある程度区切りがついたので最低のラインは到達できたか。このシーンがあるとないとで、ウィンターソルジャーの時のペギーとキャップのシーンの味わいが違う。
だが、区切りができてしまったせいで、エンドゲームでは逆にキャップとくっつくので、この世界線でのあの人はくっつけないことに…これもまた時間をいじることの弊害か笑


まあ、クオリティとしては及第点か。
群青

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