Train

デアデビル シーズン3のTrainのレビュー・感想・評価

デアデビル シーズン3(2018年製作のドラマ)
4.7
恋人エレクトラの喪失、母親の登場によるアイデンティティの揺らぎ、自身の偽物の暗躍、宿敵の帰還。肉体的にも精神的にも史上最大の危機にマットは立たされる...面白くなる要素しかない。出来がアレな『ザ・ディフェンダーズ』からここまでの傑作に化けるとはな。

キングピンがブルズアイ(今シーズンではそう呼称されてないが)のファイルを読みながら彼の少年時代の出来事を頭の中で組み上げ実際にその場に居合わせてるように一部始終を観察してる場面はブルズアイのバックグラウンドを説明すると同時に人心掌握に長けたキングピンの狡猾さを表していて中々スマートな描写だなと思った。

急なマットの母親の話や一話丸々使ってやる必要性はなかったカレンの過去話だったりと気になる所は若干あったがそれが霞むぐらいに物語は盛り上がっていった。引きも最高だったのにここで打ち切り。

ディズニープラス版は絶対これの地続きの物語じゃないだろう。せめて物語のダークさとライティングぐらいは継承していただきたい。
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