このレビューはネタバレを含みます
第1シリーズは熱血教師が生徒と体当たりでぶつかる学園物にしてはのほほんとしてたけど、第2シリーズは不良らしい不良が出てきたり窓ガラスを割られるような暴動が起きたり、それっぽくなってきた。
かの有名な「腐ったミカン」の元祖になった加藤優というキャラが素晴らしい……「心根は優しい不良」の概念もここから始まったんだろうか。
最初は直江喜一と沖田浩之が逆の役を演じる予定だったらしいけど、この配役になって正解だったと思う。
最初の椅子を振り回すシーンと人の襟首をつかんでにじり寄るシーンは本当に怖かったし、その後の展開でどんどん心の氷が溶けていく様子は心から嬉しかった。「本当にそういう人」と思わせるような存在感があった。
椎野一の加藤に対する一途な想いが良かったな。最後まで2人の関係にはっきりした説明がつかないのも良かった。