なな

3年B組金八先生 第7シリーズのななのネタバレレビュー・内容・結末

3年B組金八先生 第7シリーズ(2004年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

😭
8⚡️11😭
始まった瞬間に妊婦の先生が
産気づいて病院に運ばれるし
屋上から人(渡辺?)が飛び降りるし
母から虐待を受け続けるしゅう。

赤い斜めのスポーツバック。プーマ。
運転席がぺちゃんこになって乗れないトラック。

「いまここ」
あいだみつを。

いまここと言うのはもうない。
すぎゆくいま。
ハッとするしゅう。
いまここを大事にする、無常。

りんごひとつ。盗んでしまった。
また叩かれ蹴られ、家を飛び出して
川に。りんごを丸齧りした。

今日も叩かれた。
怯えてるしゅうを見ると涙出てくる。
階段でも暴力振られ、下側にいた母が
バランス崩して転落。
腕にヒビが入った。
しゅうはチャイルドラインに連絡。
母を傷つけてしまった、もっと嫌われたらどうしようと泣いていた。

ほとんど言葉を発さずに表情だけで演技するのもすごいけど、辿々しく電話する声、泣けた。

「そのときどう動く」

いじめがあちこちで。

補聴器が壊れ落ちてるのを先生が発見、これはなんだ?と。弟のだとすぐ気づき、誰だこんなことしたのは?と弟のクラスに飛び込んだ。(いいお兄ちゃん)
でも本当に悪いやつがそれをにたにた見てるの気持ち悪い。
お兄ちゃんがいなくなって俺が1人になっても大丈夫なようにスポチャン始めた弟、可愛すぎる。。
頑なに誰がやったか言わない。。
それじゃあとばっちり受けた子かわいそうだけどね。

“一人前とはたった1人で人前に立つと書きます”

とばっちり受けて前歯折れちゃった子の父親、いい人だね。

みんなの前で犯人言ってやってもよかったのに、屋上に呼び出して3年全員敵に回したいのか?2度といじめんなって。かっこよ。

「アノネ
頑張らなくてもいいからさ
具体的に動くことだね」

スペシャルオリンピクス、聖火リレー。
知的障害を抱えた転校生、やえが参加。

大麻に手を出した同級生。
その時の感覚とかを凄かったぞとみんなに話していた。しゅうが殴った。

しゅうの父の介護をしてる母。
汗を拭きに入っただけでひどく怒られる。
叩かれる。何してるの?汗を拭きに。
なにそれ、私が怠ってるって言いたいの?とヒステリックに。

“殺すときは僕がやる。
母さんにはやらせない。
母さんには絶対に”

暴力から逃げて、夜、自転車を漕いでると借金取りに追われる。

「自分の
うしろ姿は
自分じゃ
みえねんだなぁ」

文化祭、クラスの出し物、なかなか決まらず、いやいやソーラン節をやることに。
ケアホームの人たちが一生懸命縫ってくれた羽織。粗暴に下駄箱に突っ込まれてるのを見て、怒った。
先生も生徒たちにガツンと怒った。
そして教室を出た。
だが、今の子は叱り慣れてないからなと不安になり戻ると教室はガランとしていた。

翌日、生徒がわいわい河川敷にいた。
“どこに行くんだ?”
“学校”
“一緒だ”
先生と生徒のやりとりにしては面白い。

「いいことは
おかげさま
わるいことは
身から出たさび」

逃げるのか、これを着る覚悟はあるのか、
やってやるよ!とみんな一致団結してソーラン節をやることに。

ソーラン節、会場の盛り上がり、
みんなの涙。一生懸命頑張ったのが
伝わって泣ける。

性教育のための人形。
生徒がふざけて大騒ぎ。校長に見つかり、教育委員会事案にされる。

「うまれたときはまるはだか
死ぬときはそれも捨ててゆく」

この体は借り物。預かり物。
命の物語という一冊の本。
最後までしっかり読むこと。

考えてください。

川の横にある大きな木下。
チャイルドライン。
追ってから逃げるために友達を傷つけてしまった。
今回の先生は話を聞いてくれそうだったけど、嫌われてしまったと話す。

「花は
ただ咲く
ただひたすらに
ただになれない
人間のわたし」

大切なしゅうの友達、崇史。
崇史はガリ勉に。しゅうは面白いやつだったのにクールになった。
距離が遠のいたけど大事な存在。
崇史父の会社から覚醒剤が発見され
事情聴取を受ける。
ショックを受ける崇史。
“どんなことがあってもお前は負けるな”
しゅうが送ったメール。
“お前に何がわかるんだ”
と返ってきた。

女の子がお前あいつのこと好きなのか?って冷やかされて泣きそうになってる時に、
“よせよ”ってかっこよすぎんか、しゅう。

孝太郎と和晃。
孝太郎は父親が妹を連れて出てってから1人。ひとりぼっちか?と先生が問うと
いや和晃がいると答えた。。
お互いが言う唯一の友達。
シンナーやめろよ、孝太郎。

部屋に閉じこもった崇史を外に連れ出したのはしゅう。

“あなたに優しくできたらから
優しい私になりました。
私を作るのはあなたです”

しゅうの家の潰れたトラックの上で
2人でリンゴを齧った。
お父さんが大好きなりんごを。

ついに借金取り2人にしゅうが捕まる。
車に轢かれ、ボコボコ、血だらけ。
家を教えろ、父親はどこだ?と。
中学生相手に容赦なさすぎ。。

「そのうち
そのうち
べんかいしながら
日がくれる」

君はいいやつだなぁ。
先生が言う。
みんな成長したなぁ。
じんわりきた。

「まける人のおかげで
勝てるんだよなぁ」

あまりいい意味ではない“かげ”に
“お”と“さま”をつけておかげさまなんて言う。かげで支えてくれる誰かがいる。

性同一障害を抱えた直。OB。
一目惚れしてしまった康二郎。

崇史は父の会社があんなことになって
引っ越すことに。
しゅうに相談したいことがあると連絡した。
けれどしゅうは来なかった。
家に行くとしゅうの母親が虐待しているのを目撃してしまう。
しゅうに絶対誰にも言うな。友達だろ?と言われ頷くが、しゅうの幼馴染、舞子に話してしまう。先生に言おうと舞子に言われ、先生に打ち明け、その日のうちに自宅訪問。すると、ヤクザが乗り込んできて、父親はどこだ?薬はどこだ?と暴れまくる。時期に警察が来て逮捕されるが、母も覚醒剤を旦那に投与していたため捕まり、父は救急車で運ばれた。
しゅうは家族の写真とりんごを握りしめ走った。
お母さんはこちらを見て笑った。久しぶりに見た笑顔かもしれない。そのあと悲壮感を漂わせ車に乗り込んだ。

一人ぼっちになってしまったしゅう。
先生のとこにくるか?
この家で父さんと母さんを待つ。
かっこいいね。負けるな。。。

なんで言ったんだよ。裏切り者。
お前のせいでバラバラだ。
お前なんか友達じゃない。

崇史が自宅から飛び降りた。

ごめん、でも君は僕の大事な友達なんだ。

しゅうはカーテンに隠された薬を見つけてしまった。そして注射を刺した。

大事な人を思って喧嘩する舞子と玲子。

脆くてだけど強くて、
感情剥き出して、一生懸命で
誰かのために泣いたり怒ったり
人間をすごい表現できてるドラマ。
心がすごい揺さぶられる。

3B'sの関係、よき。

「夢はでっかく
根はふかく」

世界を変えるために自分を変えろ。

車掌。メガホン依存。

伸太郎。いいやつだな。
お調子者、ムードメーカー。
だけど、ちゃんと人を想いやれる。
給食費を払わない親。
給食費を払ってと懇願するも無視。
800万の壺。それを質屋に持って行って
金を工面しようとした。
親は激怒、自分の息子を逮捕してくれと警察に頼む。
給食費が払いたかったんだと伝える、
給食費なんて払ってるやつがバカだなんだと罵る親に伸太郎も怒ってハンスト宣言。

伸太郎の問題だから首を突っ込むなと
クラスの受験生達に告げるも
みんなほっとけなくて伸太郎の父親の
会社鉄骨屋さんに乗り込み、
金を払えと垂れ幕を掲げビラを撒いた。

「天網恢々 疎にして漏らさず」
ことわざ。

♪中島みゆき“地上の星”

しゅうの母親が帰ってきた。
見つかり取り上げた。

「ちからをいれて
りきまない」

「負けたと言わないかぎり
勝っている」
きんぱち

舞子ともうやらないと約束し
信じてと抱きしめた。

やめたい。だけどやめられない。
ついに警察がきた。

最後の授業。
生きる、谷川俊太郎。

15時までのタイムリミット。

保護観察、もしくは少年院。
嘆願書を書いて署名を集めた、クラス全員で、1002票。

“人には優しくしよう、
人に優しくしてあげたいなぁと思う気持ちが優しい自分を作っていく”
“優しい自分を作るためにはあなたが必要、右という言葉が左という言葉と一対の言葉で、私という言葉もあなたという言葉と一対の言葉なんです”
“私はあなたに呼びかけられて私になる”

私を金八先生にしてくれたのは
3Bの先輩達と3Bです。

“人という字も人と人とが支え合っている”
“人という字はあなたと私でできている”

君たちはしゅうを支えることによって
人になれました。

金八先生が辞表を出したことを知った生徒達。

伸太郎)あんた、誰?

勝負しよう。卒業式に週が戻ってきたら俺らの勝ち、辞表は破く。

だが、卒業式当日、
しゅうの少年院行きが決まった。
みんな頑張ったけど、卒業式に出れなかった。

「未完すでに完成、求道すなわち道である」
宮沢賢治

金八先生は辞表を破くと宣言。
生徒達へ“おくる言葉”
生徒一人一人へ漢字一文字を送った。

康太郎には「康」
しゅうには「命」
なな

なな