狭須があこ

モップガールの狭須があこのレビュー・感想・評価

モップガール(2007年製作のドラマ)
5.0
深夜、受験勉強が一段落。
お風呂に入ろうと居間に降りて来ると親がソファーで寝ていて、つきっぱなしのテレビには、見たことのない可愛い女の子が映っていた。

「この子は誰だ!?」
気付けば正座していた。そしてそのまま最後まで見ていた。

次の週、同じ時間に降りてくると、親はまた寝ていて、また同じ子がテレビに映っていた。
「一体この子は誰なんだ?」
また正座してその子を見ていた。

そうやって何週か繰り返し、数週あとにやっと、オープニングからそのドラマに遭遇した。

タイトルは「モップガール」。
女の子は「北川景子」。

次の日学校で興奮ぎみに「信じられないくらい可愛い北川景子という女優」について話して回ったが、誰も彼女を知らなかった。何でだ?あの可愛さで何で誰も彼女を知らない?

私は普段、ドラマは見ない。
そしてレビューというものは、作品をオススメするためのものだ。
いま、正規の手段で見る術のないこの作品についてだけ、レビューを書いても誰の参考にもならないと思う。

しかしこの作品は、私の彼女との出会いであり、始まりの作品なのである。

「北川景子?誰それ?」

「北川景子?あぁ、あの性格キツそうな子ねー」

「北川景子?理想の夫婦だよね!私も好き!!」

10年たって、世間の人の反応はここまで来た。コスプレしたり、変顔したり、かわいいにかまけることなく女優として全力を尽くす、北川景子の原点。

彼女の美しさと頑張りが認められたいま、私はとても幸せだし、彼女が前に進む限り、この先も応援を続けることだろう。

え?いまは、どこでこれを全編見ることができるのか?
フハハ。残念だが、それは秘密だ!
狭須があこ

狭須があこ