タロ

セクシーボイスアンドロボのタロのレビュー・感想・評価

セクシーボイスアンドロボ(2007年製作のドラマ)
4.6
木皿泉さんの作品は、「すいか」が最初で、もちろん「すいか」は凄いドラマで

そして、このドラマ
黒田硫黄さんの漫画も読みましたが、ずいぶん趣きは変わっています

登場人物全て、素晴らしい
でも、特筆すべきは、やはり主役の大後寿々花さんと、松山ケンイチさん
マツケンは、言わずもがな、本当に変幻自在ですが、大後さんは、その時にしか出せない瑞々しさが溢れて、ニコが成長していく様をとても魅力的に演じられていました

そんな登場人物が言う、木皿さんの、アイコニックな台詞がいちいち心に刺さって、もうめまいがしました、幸せすぎて

素晴らしい台詞は、ドラマを見て体験していただくとして、その中で、小林聡美さん(大好きです)がニコに言った台詞が、ほんとに素敵な言い回しでした

「風船に手紙つけて飛ばすようなものだから
届かなかったらそれまでだから」

シリアスなシーンでしたが、台詞は軽やか

木皿泉さんの書く台詞は、ぼくにあってるんだろうなー、と思います

少しシュールですが、たくさんの人に見てほしいドラマです!
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