maro

ハケンの品格 続編のmaroのレビュー・感想・評価

ハケンの品格 続編(2020年製作のドラマ)
4.0
スーパー派遣の大前春子(篠原涼子)が、その圧倒的なスキルで正社員を翻弄していくドラマで、難題をスパッと解決する大前さんがマジでかっこよかったんだけど、第4話からさらに面白くなったんだよね。

それは、東海林武(大泉洋)が帰って来たから!
もうこの2人揃うとメッッッチャ面白いのよ!!
掛け合いが。
完全にコントで。
大前春子からの悪口、、、もとい手厳しいコメントと東海林課長のツッコミが毎回おかしくて笑い転げたわwww
この2人のやり取りが加わるだけで、ドラマってこんなに面白くなるんだって思った。

ただ、、、派遣社員への差別的発言ややる気のない新卒問題、AIの台頭など、職場でありそうなエピソードを取り入れたんだなとは思うけど、、、どうだろう、普通の会社ってこんなもんなの?

特に、派遣社員への差別的発言はかなり懐疑的で、よく「これだから派遣は!」とか「派遣にこんなのできるわけないだろう」みたいなこと言ってたけど、実際にこんな発言する人っているの??って思った。
少なくとも自分の会社ではまったくありえないことだし、だいぶ前時代的というか、古い体質の会社なのかなあと思った。

他にも、東海林が里中(小泉孝太郎)のPCを勝手に見るところとかも、コンプライアンスやセキュリティ的にありえないし、彼が辞表を直接社長に出すのも、会社の規模的にないだろうなあとも思ったから、ちょいちょい現実からかけ離れすぎた設定があったのは気になったところ。

あと、最後の大前春子がクビになるくだりや、仕事がすべてではないこのご時世に「仕事とは生きることだ」と締めくくるのはちょっと無理矢理感はあるかなってw

とはいえ、彼女はAIと対比して「人間にしかできないことはムダなこと」と主張し、それこそが生きることであると説いたから、そういう意味では納得感はある。

正社員のピンチを優秀なスーパー派遣が救うって構図は、『ごくせん』で教師が悪者をボコボコにするようなスカッと感があって僕は好きなドラマだった。

それと、推しポイントとして、近(上地雄輔)が挨拶するときに、手でキツネの形を作るところ(コンだけに)なんかは、芸が細かすぎて好き(笑)
maro

maro