にく

白夜行のにくのネタバレレビュー・内容・結末

白夜行(2006年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

原作、ほか同タイトル作品未読未視聴。

重い。でも、森下さんの脚本への信頼が強まった。原作にはほぼない描写を中心にしたとは思えない構成。号泣しない話はなかった。
綾瀬はるかと山田孝之の表情がどこをとってもいい。10話、「人の愛し方が分からない」と泣く雪穂と「じゃあ、そうしよ」って泣きそうな亮司。
谷口さんに真実を伝えるシーン、歩道橋の上での亮司とのシーンの笹垣。武田鉄矢の笹垣がすごいとはまさにその通りでした。演技ともうひとつ凄いのはそれが浮かずに、2人を想う笹垣の熱に見てる側も気持ちを重ねられることなんだろうと思う。
サブキャストも素晴らしかった。幼少期役の福田麻由子と泉澤祐希。八千草薫、西田尚美、余貴美子、麻生祐実、渡部篤郎、、。
いろいろタイミングとか満身創痍で橋から飛び降りてあの状態とか、現実的でないこともあるもののその違和感を超える圧倒的な愛と苦しさの話だった。
柴咲コウの主題歌の、薄暗いグレーな雰囲気がとても合ってた。
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古賀の写真の星野源み。山田孝之のもみあげがときどき気になった。
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