1番納得できない回、不審船の回。
『エンジンが故障して停まれないだけかも』
『普通の漁師かもしれないですよ』
『いつまで撃つんですか』
そんな甘ちゃんで馬鹿な保安官がいるから
国境という水域を毎日侵され、不法入国が
楽勝な国扱い、侵略され放題なのでは?
防弾装備着用指示が出ている時点で、
停船無視の不法不審船、船舶名偽装の上、
武器所持の可能性大、ゆえの指示。
そんな事も知らないで保安官なのか、と。
ただの漁師?エンジン故障?
馬鹿な発言にも程がある。
『俺達は命令に従うだけだ!』の、
池澤さんの言う事が全て。(そしてカッコいい)
時代は違うとは言え、北朝鮮に、
不法入国を許し、拉致を許し、人質を連れての
帰国を許す日本、そして沿岸警備の甘さたるや…
それを教訓に現在があるのだろうが、
然程昔でもないドラマでこれら描写が許される。
果たして生かされているのだろうか…と
不安になる。
さも、カッコいい感じに仕上がっているが、
これは、周りのキャストが上手いのと、
強さ、この職の崇高さ、を他のキャラが示してくれているから、成立しているドラマだと思う。
この後、特番や劇場版などあるが、
仙崎大輔が、殆ど成長していない事、
内容も、仙崎最後まで残る→脱出困難→
→かんな泣く→仲間が命令無視気味に助けに→
仙崎生還…と、
所々で誰かを死なせて、死なせかけて
感動を誘う、ただ一辺倒な脚本。
あれでは、海保、潜水士、弱すぎ、死に過ぎ
そういうイメージを持ってしまいますがね…
海保が全面協力した作品故に、もっと忠実に、
シビアに作ってほしかった。