【ドラゴン直樹】
前作の情報だけ追っていた未視聴の立場としては、受験と学園売却という2本柱の展開は一定の評価ができ、見応えは十分あったと思う。
福澤監督の画力のある演出とオークラの脚本によって、前作とは大きく差別化することに成功した日曜劇場らしい作品に仕上がっていた。
しかし、ドラゴン桜の続編という意味では、前作の勉強法のエッセンスや学生のギラギラ感がかなり削除され、学園売却は不必要な物語であったように感じる。
最終回の「最強の助っ人」が誰かで盛り上がっていたところからも、前作ファンが観たかったのはドラゴン桜の続編であり、半沢直樹的な逆転劇ではなかったように思う。
（ネタバレ記事は論外、エンタメ殺しだ）
続編ではなく、「ドラゴン直樹」としては楽しめた作品であった。
藤井くんがMVP。彼の人生に幸あれ。
