一代でメディア企業帝国ウェイスター・ロイコ社を築いたローガン・ロイを中心とした一族が、企業の存続のための駆け引きと後継者争いで鎬を削るドラマ、シーズン2。
エミー賞、ゴールデングローブ賞の常連かつ受賞作品。
シーズン1では一時入院したローガン、すっかり元気だけどそれでいいの？😅
シーズン1でトムと結婚した長女シヴが父ローガンからの勧めもありウェイスター社に入ることになり、後継者争いに本格的に参戦。
コメディ色はちょっと薄まって、ローガンが後継者として誰を選ぶのかを追う家族のドラマという感じだった。
シーズン1のラストを受けて次男ケンダルはまるで別人のよう。心境を巧みに表現するジェレミー・ストロングの演技がすごい。
シーズン2で存在感が高まるのはシヴと三男のローマン。
特にローマンは、シーズン1だとシモネタを連発する調子のいい困ったキャラクターかと思ったけれど、シーズン2では案外才覚のあることが分かってきて面白い。
（ローマン役のキーラン・カルキン、マコーレー・カルキンの弟なんだね。）
後継者争いと同時にシリーズ後半のストーリーの軸になるのは、明るみになって大問題に発展した社内のスキャンダルをどう処理するか。
家族やスタッフ一丸になって火消しに奔走する過程でそれぞれのキャラクターが見えて面白かった。
そして最終話でアッと言わせるのはシーズン1と同じ。
正直言って「シーズン1のブラックコメディ調の方が好きだな」と思っていたけれど、ラストの展開が巧い＆ジェレミー・ストロングの演技がトータルで良くて評価アップした。
シーズン3も楽しみ！
