りゅうちゃん

女王の教室のりゅうちゃんのレビュー・感想・評価

女王の教室(2005年製作のドラマ)
5.0
初見は小学校の時で、「怖い」とか「子どもが子どもらしくてうるさい」しかイメージがなかったけど、大人になって改めて観ると、教育について思うこととか、親について思うこともあるし、そもそも人生について思うこともある。
このドラマを見てると、天海祐希さん演じる阿久津先生が全部知ってるように思えて、先生の言うことを信じればいいと思ってしまうし、言うことを聞きたくなる。でもそれは小学校という終わりがある空間で、先生がいない時間の方が長くなる。でも先生が先生として生徒にちゃんと伝えられるか、先生がいなくても乗り越えられる存在にできるかってリミットがある。
阿久津先生は最後まで阿久津先生を貫き、10話と最終回は自分のセリフに涙目になりつつも言い切り、仰げば尊しを歌われても「何をしているの?」っと一掃。裏切らない阿久津先生だったけど、だから尊敬できる阿久津先生でした。(最後の最後はめちゃ笑顔になってくれた笑)

「もっともっとそのことを 知りたい、勉強したいと自然に思うから人間なんです。好奇心や、探究心のない人間は人間じゃありません。猿以下です!」
「好奇心を失った瞬間、人間は死んだも同然です。 勉強は、受験の為にするのではありません。 立派な大人になる為にするんです。」
「自分たちの生きているこの世界のことを知ろうとしなくて何ができるというんですか。」
「人生に不安があるのは当たり前です。大事なのは、そのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです」
「どんな人にも、あなたの 知らない、素晴らしい人生があるんだと。ー人ー人の人間の持つ家族や、愛や、夢や、希望や、思い出や、友情を奪う権利は誰にもありません。」
「中学に行っても、高校に行っても、今しか出来ないことはいっぱいあるんです。それをちゃんとやらずに、将来のことばかり気にするのはやめなさい。」
「勉強は…しなきゃいけないものではありません。
したい、と思うものです。」
「いい加減、目覚めなさい。」