mari

宇宙を駆けるよだかのmariのレビュー・感想・評価

宇宙を駆けるよだか(2018年製作のドラマ)
4.5
偽善上等、綺麗事上等。
言葉や行動が本当に本心なのかとか、
そんなことはどうでも良い。

どうせ人なんて
心の中を全部知ることは出来ないんだから、
その人なりの表面上の優しさは
本物だと信じて、疑わずに怖がらずに
素直に受け止めた方が、
きっと自分も楽になる。

悲痛な環境と残酷な悪意のせいで
凝り固まった憎悪に支配されてしまうのも事実。
でも、優しい環境と思いやりのある関係が
それを解きほぐしてくれるのも事実。

勝手に恨まれて憎まれる側は
そんなこと知ったことではないし、
そんなことしたって余計に虚しくなるだけ。

大嫌いな自分は他人が変えてくれるわけじゃないから、
人を羨んで傷つけても
自分は変わらないことをちゃんと自覚して、
甘えずに妬まずに、
時には少しだけ頼ったりしながらも
最後は自分自身でなんとかするしかないと思う。

外見か内面かだとか環境だとかを
よく考えるし悩むし救えるものなら救いたいって
いつも思っているから、
なんだか色々と思うことが募りながら観てた。
演者さんの切り替えがとにかくすごい。
mari

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