偽善上等、綺麗事上等。
言葉や行動が本当に本心なのかとか、
そんなことはどうでも良い。
どうせ人なんて
心の中を全部知ることは出来ないんだから、
その人なりの表面上の優しさは
本物だと信じて、疑わずに怖がらずに
素直に受け止めた方が、
きっと自分も楽になる。
悲痛な環境と残酷な悪意のせいで
凝り固まった憎悪に支配されてしまうのも事実。
でも、優しい環境と思いやりのある関係が
それを解きほぐしてくれるのも事実。
勝手に恨まれて憎まれる側は
そんなこと知ったことではないし、
そんなことしたって余計に虚しくなるだけ。
大嫌いな自分は他人が変えてくれるわけじゃないから、
人を羨んで傷つけても
自分は変わらないことをちゃんと自覚して、
甘えずに妬まずに、
時には少しだけ頼ったりしながらも
最後は自分自身でなんとかするしかないと思う。
外見か内面かだとか環境だとかを
よく考えるし悩むし救えるものなら救いたいって
いつも思っているから、
なんだか色々と思うことが募りながら観てた。
演者さんの切り替えがとにかくすごい。