映画好きの柴犬

宇宙を駆けるよだかの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

宇宙を駆けるよだか(2018年製作のドラマ)
3.9
性格は行動に現れる

 容姿端麗で性格も良くクラス1の人気者の小日向あゆみ(清原伽耶)と、クラスの嫌われ者・海根然子(富田望生)の体が入れ替わってしまう。あゆみの幼馴染、火賀(重岡大毅)、水本(神山智洋)を巻き込んで、元の体に戻る方法を探す、恋愛サスペンス。

 Netflixの初期のオリジナルドラマ。評判がいいのは知っていたが、今年の清原伽耶の見納めに鑑賞。清原伽耶と富田望生の入れ替わり演技が圧巻。あっ、ジャニーズの二人も頑張ってたよ😁

 入れ替わりモノといえば、古くは「転校生」から「君の名は。」まで、男女の入れ替わりコメディが定番だけど、これはそれらとは一線を画すシリアスドラマ。容姿の美醜と性格の美醜をテーマに、ルッキズムを批判する内容。

 少女漫画が原作ということもあり、設定とかストーリーテリングにはツッコミどころも多いけど、恋愛ものという縦軸がしっかりしていてクライマックスのどんでん返しは納得度もあるし、明確なテーマ性と迫真の演技は一見の価値あり。