いくらサーモン生ハム

離婚弁護士のいくらサーモン生ハムのレビュー・感想・評価

離婚弁護士(2004年製作のドラマ)
3.5
放映当時は東京と天海祐希とキャリアウーマンみたいなものにすごく憧れた。自分にまだ希望があったころの感じを思い出す。

最近見返したら、ジェンダー的に人権的にどうなんだろうか…と気になるところがそれなりにあった。まあ社会と自分の意識が進んだ証拠だと思いたい。例えば柳田先生の家事育児丸投げ当然って態度は今の感覚からすると結婚相手として相当きついし、徹夜で仕事しているシーンが多々あって私はそういう働き方はできないな…と引いてしまう。

私は民間の大きな仕事、と言われるようなものにはもう価値を感じなくなった。そういうものを成し遂げるために女や家庭に皺寄せが行っているし、だいたいがやってもやらなくてもいいようなものだと思うし、場合によっては環境負荷が高くてやることが社会的損失と考えられるものもあると思うからだ。

さておき、私のこのドラマのイメージは大体1話と2話なんだなぁと思った。一番好きなのは2話かもしれない。50代?と20代の真剣交際は気持ち悪いけど、中越典子がうまいしかわいいし、林隆三も不思議と清潔感があるのでどうにか。。

林宏司の脚本のテンポの良さが光る。
多用されているアイアムサムの音楽が好き。
当時玉鉄は大根すぎてあまり好きじゃないと思ってたけど、今見ると全然許容範囲だった。

平和なドラマだったな。
まだこのころは日本の政治経済、見通しもマシだったように思う。。