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ウォーキング・デッド4のcamusonのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド4(2013年製作のドラマ)
4.8
このシーズンを機に視点が枝分かれして行くのですが、
その変化点として、エピソードがバラエティーに富んでいてとても楽しめました。


第1話。建物の屋根が抜けてゾンビがそこかしこから落下してくるシーンは、
つかみとしてとてもよかったと思います。
実際の建築物であれば、そんなにきれいに屋根が抜けるわけはなく、
まず起き得ないと思われますが、面白ければOKだと思います。

前シーズン終盤で新メンバーを大量受け入れしたおかげで、
雑魚キャラが潤沢になったことにスタッフが味を占めてますね。


シーズン序盤。閉じた空間で感染症が拡大するというのも、
時代を先取りしていてよいと思います。
外側の脅威がメンバー能力の向上で相対的に弱くなった中での、
内側からの脅威は目の付け所が良いと思いました。


そして、別の番組になったかと思うくらい、ガバナーの第二の人生?を密着取材し、
その再起ストーリーを時間をかけて追った上での、満を持しての決戦。

その後の散り散りになったメンバーたちの思いがけないペアリング、
グルーピングにより、
これまでになかった思いがけない交流が描かれるのも作品に深みを与えました。

シーズンを通して、複数の事象がうまく絡み合いつつ、
丁寧に張られた伏線が回収されていくという感じで、
途中枝分かれした視点も再終結に向かって動き始め、
物語が無駄に発散することなく、いい変化が得られていると思いました。
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