第5話 原題: 『What Comes After』邦題: 『清算』をレビュー
主演のリック役アンドリュー・リンカーンが降板を発表してこれが彼の最後のエピソードとなった
ウォーキングデッドを観始めたのは7年前で、第1話から衝撃を受けて容赦のないこのゾンビアポカリプスにハマっていった
それぞれのキャラクターに物語があり、死と隣り合わせの世界でどう生きていくのか
他のゾンビ作品にない人間の本質に迫ったヒューマンドラマに何度も心を揺さぶられた
けど最近のウォーキングデッドは昔のようなヒューマンドラマではなくなってしまい正直シーズン8後半あたりから気持ちが離れていってしまった
メインキャラクターを失うたび続きを観るのさえ辛くなってしまう
そして今回まさかの主人公が退場することになってもうこれで観るのをやめようと考えていたけどこのエピソードでその気持ちはなくなった
リックの最初の目的は離れ離れになった家族を探すこと(妻のローリーと息子のカール)で、見つけたが最終的に失うことになってしまった
このエピソードでリックが家族を探していたことに気づかされて思い知る
血の繋がりと関係なく今生きている人達のことを
そしてリックの放った言葉 "I found them"(家族を見つけた) ここで初めて号泣しました
7年間の全てが込み上げてきてもうこの先を見る見ないじゃなくて見ないといけない義務感すら感じました
この回は本当に久しぶりに傑作なエピソードでした
止まっていた時間が動きだしたようにまたこれからに期待しようと思います
アンドリュー・リンカーンお疲れ様でした
シーズン9見終わったら再度レビューします