Emmy

ラストクリスマスのEmmyのレビュー・感想・評価

ラストクリスマス(2004年製作のドラマ)
4.2
数年おきに観たくなるドラマ。
矢田亜希子さんが本当に美しい。秘書ファッションもすごく可愛い。憧れる。

リアルタイム放送時からすごく好きなドラマなんだけど、今観ると「今の時代だとアウトだろうな」と思うところもチラホラある。女性に対する容姿(美醜)いじりとか(男性に対する美醜差別的な容姿いじりは無いというのもミソ)。

全体的に「男性的な脚本だなぁ」と思う。
女性も男性も男性にとって都合の良いように美化されている節がある。
でもやっぱり好き。
※ただ、貶し合うやりとりをする点は好きじゃない。なんか「イチャイチャ=貶し合い」という刷り込みでもあるのかというくらい不必要に貶し合っていて、それは少し気分が悪い。

春木さんも「男性が思い描く理想の男性像」という感じ。ヒーロー願望的な?(葉山くんが健次券の流れを「かっこいい!」と言うシーンがあるけど、やっぱりよくわからない感覚w)
でも春木さんみたいになりたい男性が増えたらいいと思う。
たぶん女の子が「いつもニコニコしていてお料理が上手で家の中をいつも綺麗にしている美人で可愛いお嫁さんになりたい♡」と言うのの男の子バージョンが春木さん
(今の時代はやたらと男女平等が叫ばれてあまりこういうことを言ってはいけない雰囲気になっているけど、男女差はどうしたって存在するんだから同じになろうとせずそれぞれの長所を伸ばして補い合えばいいじゃん、と私は思う)。

みんなちょっとずつ問題のある人たちなんだけど、みんな優しい。
人としてどうなの?ということをしても、「本当のあなたはそうじゃないよね、今精神的に不安定になっていていつものあなたじゃなくなってるんだよね」という感じで、みんながお互いを受け入れ合っている。
良くないことをした人を「あなたって本当はそんな人だったんだね!もう信じられない!さようなら!」と突き放す、ということがない。
傷つけ合うこともあるけど、根っこの部分でみんなが人を思いやる気持ちを持っているから成り立っている、そんなやさしい世界。

春木主任が職場で「〜ナリ」と言ってしまうシーン、ナチュラル過ぎて面白いw

オーロラ見てみたいなぁ。ものすごく寒そうだけど。

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※結構マイナスなことも書いてしまったけど、この作品に関しては「好きで好きで何度も何度も見返してしまうからこそ細かいところが気になってしまう」という感じ。スコア4.2は本心。
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