完走。
ニュージーランドの雄大な風景に小さな町の不穏な空気が漂うジェーン・カンピオンの世界を堪能。
やや拍子抜けの結末も後を引く。
傷ついた女性、有害な男性、過酷な現実に向き合い自分を救う。
役者も撮影も見事で、ビョークの歌の場面は白眉。
強さと脆さを体現するエリザベス・モスは素晴らしかった。
精神のレベルが違うらしいホリー・ハンターも説得力ある演技で凄い。
ファラミアことデビッド・ウェナムはニヤついた上司で嫌だった。
ジョノは好き。
ユーラシアンのトゥイが逞しく凛とした存在感で、闇が深い胸糞話でも光が感じられて良かった。