ロボットマン

ドクター・フー シーズン13のロボットマンのレビュー・感想・評価

ドクター・フー シーズン13(2021年製作のドラマ)
3.7
謎の異星人カルバニスタと新しいコンパニオンの男性ダン、ドクターを恨む謎の仇敵、ドクターを知る謎の女性とそれを追う嘆きの天使。
1話目から多くの謎を詰め込まれ、たった全6話で収集つくのかと心配になる。
シーズンを通してフラックスという宇宙全体を壊滅に追いやるほどの攻撃がテーマになっており、この規模の敵と宇宙規模の危機やカオス具合はサイレンスと戦っていたマット・スミスの頃を思い出す。
ただ、そのフラックス以外の一話完結的な寄り道エピソードがないのが残念。
ダン含め新登場のキャラクターが多く、その全員がもれなく描写不足で流石に6話は無理があるかなと感じた。犬やクレアや教授など魅力的な登場人物は多かったけど。
ドクター・フー随一の独創的モンスターである嘆きの天使の再登場は嬉しくもあるけれど、再登場を重ねるたびに新しい設定が追加されて今では初登場の時のあの最高に洗練されたモンスターではなくなってしまった。

現在、個人的にHuluに加入する理由の大部分を占めているドクター・フーもこれから先は配信がディズニープラスに変わるという事なので、いよいよHuluを使う理由が見つからなくなりそう。
願わくばディズニープラスで配信される際には旧シリーズの配信と、贅沢を言えば吹き替えのなかったシリーズにも吹き替えをつけてほしい。
あとサラ・ジェーン・アドベンチャーも観たい。