スパイダーマル

白い巨塔のスパイダーマルのレビュー・感想・評価

白い巨塔(2003年製作のドラマ)
4.0
2019年の岡田版をなんとなくチラッと観た程度の人間が、人から勧められ何となく観始めたが、全21話があっという間の傑作だった。1話1話めちゃくちゃ気になる展開で終わるので、続きが気になって仕方ないほど。
脚本はもちろんのこと、俳優も豪華で見ごたえがある。
唐沢寿明がかっこよくてふてぶてしいのが良いが、それ以上に石坂浩二が最高!特に教授戦編での色んな感情が入り混じった表情がたまらない。こんなにも複数の感情がないまぜになった演技をする人がいるのだなと、石坂浩二が映る度にときめいた(笑)財前助教授との教授の椅子のやりとりと、退官の日の総回診は何度も観た。
後半の裁判編は若干駆け足し気味だったが、こちらももちろん見ごたえあり。最終話は大号泣した。
20年前の作品なのに、今観ても色あせることなく面白い。日ごろ海外ドラマ派だという人にもおすすめしたい。