こないだ観た『アナザーラウンド』でのマッツ・ミケルセンの演技に惚れ惚れしたので観ることにした。2013年のNBCドラマシリーズ。
『ハンニバル』めちゃくちゃ面白い。書き物しながら第6話まで一気に観てしまった。『羊たちの沈黙』ファンなら必見やんこれ。10年もほったらかしていたのが悔やまれる…。キツめの殺人現場や人体破損描写がちょいちょい含まれるので苦手な人は注意。
設定は『レッドドラゴン』の前のボルチモアだが時間軸は現代に移されている。FBIアカデミーで教鞭を執るプロファイラーのウィル・グレアムが主人公。グレアムがFBIのジャック・クロフォードが抱える難事件の捜査に協力する。精神科医のレクター博士はグレアムやクロフォードのよろず相談役。
各エピソードで1つの事件という構成だが、とある猟奇連続殺人という"大きな事件"が全体の背骨に。レクターはもちろんグレアムやクロフォード、チルトンは映画版とは異なる役者が演じているが全員魅力あるキャラクターになっている。特にレクターとグレアムは素晴らしい。これならファンも納得ね。
『ハンニバル』シーズン1完走。後半は"大きな事件"が中心となりグレアムの心理状態がかなり悪くなる。そのため悪夢や幻視、時間軸の激しい移動が頻繁に起こりちょっと飲み込みにくくなるが真犯人がレクターであることは前提なのでその真相がバレるかバレないかという軸にだけ注目していればOK。
グレアム、クロフォードがしょっちゅうレクターの診察室に来て捜査情報を喋りまくるのはどないやねんとか、いくらなんでもレクターが怪しいと誰か気づけよとか、ツッコミどころは多いものの、情け容赦ない殺人描写とキャラクターの魅力で面白く観ることができた。シーズン2も前向きに検討したい。
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